衣替えの時期におすすめしたい断捨離&収納のコツ
収納
#収納#断捨離#暮らし方#衣替え
植村 直美2022.11.12
トレンドに合わせて買い足す洋服に小物たち、サイズアウトしている服、奥に眠っていて存在すら忘れている服…。
ウォークインクローゼットに洋服・衣類があふれていませんか。
引き出しの中がパンパンに詰まっていませんか。不要なものを手放すことで、暮らしに変化が生まれます。
思いきって断捨離していきましょう。
衣替えはクローゼットの中身を見直して、ものを減らす大チャンス。
断捨離のコツ、見栄えも使い勝手もアップする収納術を紹介します。
断捨離で暮らしはラクになる!「15分&小さな範囲」が実行のポイント
こんにちは、インテリアコーディネーターの植村です。
収納スペースは限られているのに、ウォークインクローゼットがいつの間にか洋服でいっぱいに。その要因は次のようなことが挙げられます。
- セールで思わず衝動買い
- ブランド品で捨てられない
- 流行に流されて購入した、数回しか袖を通していない服たち
- プレゼントされたものだから捨てられない
- また着られるだろうと取ってある
- どこにしまったかわからず、同じものを購入
ものがあふれた空間で暮らすのは、人混みの中にいて身動きが取れないのと同じ状態にあること。必要なものはどんどん生まれますが、不要なものも出てきます。不要なものを思いきって断捨離していきましょう。
断捨離がもたらす変化とは?
断捨離によってどんないいコトが得られるかを見ていきましょう。
- 探さなくなり時間が増える
クローゼット内が片付くことで場所も把握できるため、探しものをすることがなくなり、時間に余裕が生まれます。
- 必要なものが見えて無駄買いが減る
自分・家族の持っているもの、自分にとって必要なものが見えるようになるので、不要なものを買わずにすみます。
- ホコリ・カビがなくなり掃除がラクに
ものでぎゅうぎゅう状態ではないので、ホコリがたまらず掃除がラクで、湿気・カビの原因も減り衛生的です。
- ストレスが軽減され心にゆとりが持てる
“ものが多い”や“ものを探す”ストレスが減り、心にゆとりが持てるように。気の流れもよくなります。
◎暮らしがラクになる
上述のメリットをまとめると、断捨離で得られる最も大きなメリットといえるのが、「暮らしがラクになる」ことです。ものが減って空間が変われば、気分もすっきり心地いいものに。よい変化が生まれ、暮らしがラクになるというわけです。
断捨離を習慣づけましょう!今から少しずつ…完璧でなくてOK
では、断捨離をどのように進めていけばよいのかをお伝えします。
一気に終わらせようとすると、ものが多くて気力が続かなかったり、思うように捗らずギブアップしてしまったり…という可能性は大いにあります。そこで私がおすすめしているのが、1回15分程度でできる範囲を、コツコツ断捨離していく方法です。
コツは次のとおりです。
①「これから15分」と時間を区切って開始する。
②引き出し1段、かばん1つなど、15分くらいでできるクローゼット内の小さい範囲を決める。
③収納場所から全部を取り出さない。全体の中から不要なものだけ間引きする。
1つでも捨てられたら合格!ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
ちなみに、この「15分&小さな範囲」で実行する方法は、ウォークインクローゼットに限らず、キッチン、洗面など、どのエリアでも有効です。
また、人によって手放す(捨てる・売る)基準点は違ってくるものもあると思いますが、例えば、今の自分(家族)にサイズが合っていない服、1年以上着ていない服、奥の方に入れっぱなし・置きっぱなしのものは、手放す対象にしていいでしょう。
判断に迷ったら一旦保留もOKです。
ものを減らしていても、新たに必要なものは出てくるはず。「1つ買ったら1つ捨てる」ことも習慣にできるといいですね。
見栄えと使いやすさを両立する収納のコツ
「吊るす」は最も簡単で便利な収納法
ウォークインクローゼットに設置されているパーツといえば、ステンパイプがその一つ。
パイプにハンガーで吊るすのは、洋服が一目で見渡せ、取り出しやすく、ラクちんな収納法です。
しわになりにくいのも利点ですね。
【きれいに見せる、上手にしまうコツ】
- ハンガーをそろえる
ハンガーを統一すると、服が同じ高さで並んでいるので見た目がきれいです。
- 色別に分ける
服を配列するとき、明るい色から暗い色へとグラデーションにすることで、見栄えがよく服選びもスムーズに。ただし見栄えばかりでなく、よく着る服は手前側に吊るすと効率的です。
- S字フックを使用する
S字フックにジーンズやパンツのベルトループを引っ掛けてステンパイプに吊るすと、お店のディスプレイのような収納に。
- ワイヤーネットを使用する
ワイヤーネットにネクタイを掛けて収納。選びやすくもなります。
- 冬の外出必需品を一つにまとめて吊るす
帽子、マフラー、手袋をひとまとめにして、一目で中身がわかるよう布バッグに立てて入れて吊るします。
- 布製の吊り下げ棚が活躍
ウオークインクローゼット内に棚が少ない場合は、布製の吊るす棚を設置するのもおすすめです。
棚や引き出しへ「たたむ」収納
洗濯した後のたたむという作業は手間ではありますが、吊るすだけでは納まらないケースがほとんどです。
一般的に季節ものの服を吊るした下へショーケースを設けていると思います。
こちらもそろえたショーケースだときれいに見えすますね。
そして、重要なのが、ケースの中身のたたみ方、しまい方。
引き出しをあけたとき、一目でわかってラクに取り出せるか、しまえるかがポイントとなります。
【引き出し編 (例)3段引き出し】
3段引き出しの上・中・下に何を収納しているでしょうか。
まずは、引き出しに入っている服をすべて取り出し、手放すものを選別します。
ものと量を把握したら、トップスとボトムに分けます。
やみくもに入れたり、重ねたりすると服がひっかかり取り出しにくいので、立てて収納しましょう。
立ててしまうことで、上から一目でわかり、目的の服が取り出しやすく、戻すときも迷いません。
◆上段引き出し:よく着る服を上段へ。立てて色のグラデーションで並べると美しい。
◆中段引き出し:入れきれなくなった服を中段に。
◆下段引き出し:重いボトムでまとめる。
靴下やインナー系は分散させず、カテゴリごとにまとめて収納します。
【棚編】
棚は扉がないので、隠せないから嫌という人も多いのですが、見えてしまうからこそ、色合いを意識したり、カテゴリごとに分けたりして、きれいに収納するのも一つの方法です。
また、アイテムを組み合わせて収納の工夫もしてみましょう。
棚+ブックエンド:100均で買えるブックエンドで倒れやすいものを支える。
棚+ボックス:棚の中にボックス、カゴを入れる。
カゴの上部を、拳二つ分くらい空けて設置すると、何が入っているか見やすく、取り出しやすいです。
たまりがちといえば、ハンガーやショップ袋、紙袋。
なぜかどんどん増えて…、結構かさばりますよね!
これらも思いきって処分しましょう。
残しておきたい袋があれば、ブックエンドを収納アイテムとして活用してみてください。
収納には家族愛…も必要!
「吊るす」「たたむ」の収納のコツや工夫を紹介しましたが、収納で大切なのは、パッと見てわかるようにものを配置すること。そして、使った後は戻すことです。また、家族の協力も欠かせません。
【家族で3つのルールを守りましょう!】
1.置き場所を決める
2.入れ方を決める
3.使ったら元の場所に戻す
定位置や入れ方が決まっていなかったり、決まっていても手伝う家族が知らず、適当に置いたり入れたりすると、ものの量が減ったとしても、収納スペースや空間が乱雑に見えてしまいます。
ルールがあると家族も手伝いやすく、みんなが守れると、お母さんの負担も軽くなりますね。
さあ皆さん、重い腰を上げて、今から少しずつ衣替えの準備をしていきましょう。
少し空いた時間で今日はここと決める!15分間で間引いて1つでも捨てられたら上出来!
一気にやるよりはラクですよ!
記事の中でお役立ちの収納アイテムをいくつか挙げましたが、inZONE with ACTUS、Naturie Studioで取り扱いのある、お洒落に使える突っ張り棒の「DRAW A LINE(ドローアライン)」という商品も推しアイテムです!
また、ジョンソンホームズのライフスタイル倶楽部では、オーナーさまはもちろん、一般の方々も参加可能な、インテリアコーディネーターによる各種講座を開いています。
講座内では、気軽にお部屋のお悩みやインテリアの相談もOKです。
はれ暮らしのイベント情報をチェックしてくださいね!
- 記事を書いた人
- 植村 直美 ジョンソンホームズ インテリアコーディネーター
コーディネーター20年の経験を生かしながら、住む人に素敵な空間の中でライフタイルを楽しんでいただけるコーディネートをお届けしていきたいと思っております。