新築の定期点検では何をする?時期や自分でできるメンテナンスも!
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#パネルヒーター#マンション#メンテナンス#リフォーム#一戸建て#内装#外壁#屋根#設備
斉藤 寿2023.07.10
多くの住宅メーカーが、建物お引き渡し後のアフターサービスとして実施している定期点検。
そこで時々寄せられるのが「どんなことをするの?」「どんな準備をすればいいの?」「本当に必要なの?」といった質問です。
今回は新築後の定期点検について、なぜ必要なのかや点検する項目の目安、普段のおうちメンテナンスのポイントなどについてお伝えします。
新築住宅の定期点検はいつ何をする?定期点検の重要性
時期・回数は会社によって異なりますが、新築して比較的すぐのタイミングや、完成後2年目のタイミングで点検を行う場合が多いです。
ジョンソンホームズでは、新築住宅のお引き渡し後、6カ月・1年・2年と計3回行っています。
定期点検での点検項目もハウスメーカによって異なりますが、点検のタイミングによって不具合が見つかりやすい箇所をチェックしていきます。
具体的には、扉の開閉不良やクロスのはがれやキズ、排水不良がないかなどを確認していきます。
新築してすぐなのに点検が必要なの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、家と長く付き合うためには、新築のころからメンテナンスを行うことが大切です。
時々「うちは点検はいらない」とおっしゃるお客様がいて、理由をお聞きすると「家が片付いていないので恥ずかしいから」「仕事が忙しいから」「小さな子どもがいるから」と。
お気持ちは分かりますが、点検をせずに小さな不具合を放置してしまうと、見えないところで傷みが進行し、思ったより修理費用がかさんでしまう場合も。
新築住宅は、引き渡し後10年以内に基礎や屋根などの主要部分に欠陥があった場合、売主の負担によって補修工事が行われるよう法律で定められています。
定期点検をひとつの機会にして、保証期間が完了した後に不具合が見つかってしまわないように確認しておくことが大切です。
10年間保証については、「新築住宅の10年保証について知っておこう!保証期間内に会社がなくなったらどうなるの?」もご覧ください!
住まいはお客様の大切な財産です。
点検・メンテナンスをしっかり行って、長く大事に楽しく暮らしていきましょう。
ちなみにジョンソンホームズでは、点検時、お子様がいらっしゃっても何も問題はありません。
メンテナンス部のメンバーの中には見た目が少々イカツイのもおりますが、子ども好きで心優しいスタッフばかりです。
安心しておまかせください!
新築後の定期点検の流れや点検項目は?
ジョンソンホームズの定期点検は、お引き渡しから6カ月後、1年後、2年後のタイミング。
最初の6ケ月後点検は工事部が担当し主に工事上の不具合がなかったかの点検を行います。
僕の所属するメンテナンス部が担当するのは、1、2年時の点検です。
ここでは、ジョンソンホームズの定期点検を例に、流れや点検方法などについてご紹介します。
点検の予約と当日までの準備
点検時期の1カ月前を目安に当社からご案内のハガキをお送りし、点検日のご予約を受付。
日曜日は定休日のため、平日・土曜・祝日でお願いしています。
定期点検のご予約は、ジョンソンホームズのアフターメンテナンスサイトからも常時受け付けております。(オーナー様限定のサービスです)
ご都合のよい日程をご予約ください。
ご予約の際、できる範囲で、ご自身でも家の外回りや水回り、雨漏り、クロス・床などをざっと見てみてください。
気になる部分はWEBフォームのコメント欄にご記入いただけると、当日スムーズです。
当社の点検は、次のようなチェックシートに基づいて行っています。
当日までに、次のような準備がされていると大変助かります。
・ドアや扉が完全に開けられるよう、前にある物を移動する。クローゼットの扉も開けることになるため、中の物が落ちてこないようご確認を。
・床下点検口の周辺にある物をどかす。
点検当日の流れや点検方法。どんなことがわかる?
点検当日は、先ほどのチェックシートにある項目を一つひとつ見ていきます。
点検する順番はその日の天気やお客様によっても変わり、所要時間は約1時間です。
1年点検で確認されやすい不具合にはこんなものがあります。
・扉の開閉不良
・クロスのキズ
・排水不良
・ボイラーの不具合、異音
我々が使う道具は「ドライバー」「六角レンチ」といったほぼ一般的な工具のみで、目視や音で異状を確認する作業が中心となります。
床下点検は、基本的に人が潜って排水管や基礎の状態をチェックします。
修繕費用はかかる?
定期点検で不具合が見つかった時、お引き渡し後2年以内であれば、無償対応が可能な場合もあります。
一方で、「お子さんが壁に穴を開けてしまった」「床に傷をつけてしまった」というような不具合については、住宅の構造や施工とは直接関わらないため有償修理が原則です。
ただ、保険適用となる場合もあり、ケースバイケース。
点検時にご相談ください。
新築は定期点検以外にも普段からのお手入れが肝心。ポイントはココ!
定期点検でチェックは行いますが、普段からやっておくといいお手入れもあります。
どれも放っておくと修理が必要になってきますので、年3〜4回を目安に行ってみてください。
・ 排水溝が詰まっていないか確認し、詰まっていたら洗浄剤で流す。
・ 壁の通気口・換気扇の汚れがひどい場合は、軽く払う。
・ 外壁の汚れがひどく、表面の状態がよく見えない場合はホースで水をかけて流す。
※高圧洗浄機では壁を傷つけてしまうことがあるため要注意。弱出力にするか、1, 2メートル離れたところから。
外壁に関して、特に交通量の多い道路近くはできる限り外壁洗浄を行うのがベター。
ごしごしこすらずとも、洗車のタイミングと一緒にホースで水をかけるだけでもだいぶ違います。
ジョンソンホームズなら2年点検終了後も安心のサポート体制!
当社のオーナー様限定になりますが、2年点検終了後は、何か不具合があればその都度ジョンソンホームズへご相談を。
なお、当社では2年点検終了時に今後、いつ頃どんなメンテナンスやリフォームが必要になるかなどの長期的な見通しをお伝えしています。
3~4年に1度程度のパネルヒーターの不凍液交換や外壁(特に窓周り)にひび割れが生じた場合のコーキングなど、相談しながら進めていきましょう。
費用がかかることもあり、住宅のメンテナンスはつい先送りにしがちな傾向があります。
ですが、メンテナンスを行わないまま放置してしまうと、後々大きな修繕費用が必要になることも。
大きな修繕が必要となってからではなく、定期的にしっかりメンテナンスしていくことが大事な住まいを守ることにつながります。
パネルヒーターの不凍液交換や外壁・屋根などのメンテナンスについては、こちらも参考にしてくださいね!
人気の暖房・パネルヒーター。不凍液の交換の頻度はどのくらい?
新築後の定期点検でおうちをしっかりメンテナンス!
新築住宅の定期点検では、扉の開閉不良やクロスのはがれやキズ、排水不良など、住宅と長く付き合うためにチェックすべき箇所を点検します。
点検のタイミングはハウスメーカーによってもさまざまですが、ジョンソンホームズでは新築後6カ月・1年・2年と計3回行っています。
ジョンソンホームズの定期点検の際は、ご予約をいただき、外構や水回りなど、ご自分でチェックできるところは確認しておいていただけるとスムーズです。
当日はチェックリストの点検項目を、時には探査ロボも使って丁寧に点検していきます。
不具合が見つかった場合の修繕費用の負担はケースバイケースなので、点検時にご相談くださいね。
定期点検以外にも、普段からのメンテナンスをしっかりしておくことが大切です。
排水口の詰まりや換気扇の汚れ、外壁の汚れなど、自分で対策できることは行っておくのがおすすめです。
ジョンソンホームズが運営するメディア「はれ暮らし」では、暮らしや住まいに関するさまざまな情報を発信しています。
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- 記事を書いた人
- 斉藤 寿 ジョンソンホームズ メンテナンス部
ひきこもるのも、はしゃぐのもどちらも大好きです。常に新しい発見の連続の毎日です。オーナー様に直接関わりお役に立てていることに、やりがいを感じています。