ボイラーや暖房に不具合が発生した際の対応ガイド
修理
#ボイラー#メンテナンス#設備
野坂 昌弘2024.11.28
ボイラーが急にエラーコードを表示し始めたら、どうすればいいのか不安になりますよね。
今回は、そんな時に役立つ、よくあるボイラーエラーと暖房の不具合、その対処法についてお話しします。
ボイラーエラーや暖房の不具合については、直接お客様からメーカーや施工業者様へのご連絡となります。
ジョンソンホームズのメンテナンスチームでは対応いたしかねますので、以下の対処法をよくお読みください。
ボイラーのエラーコード
ボイラーが突然エラーコードを表示し始めたら、どう対応すればよいかを知っておくことが大切です。
特によく見られるのが、以下のようなケースです。
エコジョーズの燃焼系トラブル
エラーコード110~123は、燃焼系のエラーです。
ガスメーターに異常がないか確認し、問題が解決しない場合はメーカー修理が必要です。
エコフィールの燃焼系トラブル
エラーコード11~13も燃焼系の不具合を示しています。
灯油タンクの残量をチェックし、それでダメならメーカー修理を検討しましょう。
温度関連のエラー
エコジョーズでの312~324、331~350、およびエコフィールの13~20のエラーコードは、温度関連の部品不良が考えられます。
製品のコンセントを抜いて30分程度放置し、再度接続することで一時的な不具合が解消するかもしれません。
ボイラーのメンテナンスと点検
ボイラーは燃焼部分が劣化しやすく、燃えて・消えてを繰り返していく中で部品の劣化が進んでしまう物です。
定期的な点検を行うことで、不良に至る前に劣化部品を発見することができます。
突然故障してしまい慌てることを防ぐ為にも、おすすめしています。
点検はボイラーメーカーに依頼し、点検員に来てもらいます。
エコジョーズの場合「888」のエラーコードが出たら、点検の時期です。
点検が終わると、エラーコードを消してもらえます。
ボイラーの交換時期
ちょっと早いかも…と思うかもしれませんが、基本的には10年サイクルで本体交換をお勧めしております。
10年前後で劣化部品が出始め、10~15年程経つと部品が廃盤になっていて部品交換ができなくなっている事もあるため、早めの入替検討がおすすめ。
ボイラーにエラーコードや異常が出た時の対処法
築10年以内で「住設あんしんサポート」に入っている場合
築10年以内程度のオーナー様でリビング保証の「住設あんしんサポート」に入っている場合は対応可な場合があります。
保証書番号を用意の上、Solvvy株式会社(旧 日本リビング保証) 0120-96-1312 へ確認してください。
その後、Solvvy株式会社がボイラーメーカーへ連絡して手配を行います。
ボイラーメーカーは、ボイラーにシールが貼られています。
保証・保険の有無を確認せずに直接メーカーに問い合わせすると、本来かからなくて良い費用が発生してしまう場合があるため、先にご確認ください。
引き渡しから1年以内の不具合であれば、メーカー保証が利用できることが多いため、直接ボイラーメーカーに依頼いただくのが早いです。
2~10年以内の場合、弊社がお勧めしている「住設あんしんサポート」に加入頂いているお客様であれば、日本リビング保証に連絡いただくのが一番スムーズです。
「住設あんしんサポート」に入っていない場合
ボイラーメーカーへ直接連絡して依頼を行います。
ボイラーメーカーは、ボイラーにシールが貼られています。
コレモに不具合があった場合の対処法
コレモに不具合があった場合は、北海道ガスにて対応いたします。
直接北海道ガス様へご連絡ください。
北海道ガス問い合わせ窓口
こちらは、リビング保証の対象外です。
パネルヒーターから音がする・温まらない場合の対処法
パネルヒーターに異常を感じた場合は、暖房業者様での対応となります。
担当業者の連絡先はボイラーにステッカーが貼ってあります。
または、お引渡し時にお渡ししている住まいのお手入れガイドに記載されています。
こちらはリビング保証の対象外です。
望月機工様が担当されている場合は、札幌ニップロ様での対応となります。
札幌ニップロ
家があまり温まらなくなってきたなと思ったら・・・
それは不凍液交換の時期かもしれません。
暖房ボイラーは不凍液交換が必須になります。
メーカーで推奨している交換の周期は【2年に一回】になります。
ジョンソンホームズでは【3年に1回、最低でも5年に1回】行っていただくことを推奨しております。
(コレモの場合は10年に1回です。)
不凍液は暖房の熱を伝える役割だけではなく、防腐作用もあり、各部屋に付いているパネルやボイラー内部の配管を錆から守る働きを担っています。
その防腐作用が劣化し始めるのが、2年を過ぎたあたり。
5年経過するとその作用はかなり落ち込み、汚れた不凍液が流れることにより逆に内部配管にダメージを与えてしまう結果となってしまいます。
また、パネルヒーターを触って温度を感じない部分があったらそれはエアーが噛んでいるかもしれません。
エアー噛みは、空気が閉じ込められることによって不凍液の循環が悪くなる現象です。
この場合、圧力調整などを暖房業者に行ってもらう必要がありますが、不凍液交換の際に一緒に調整することもできます。
エアー噛みを直すことで、暖房効率が上がり、家全体がより暖かく快適になります。
実際に、エアー噛みを修理したら家が一気に暖かくなった!というオーナー様もいて、効果を実感しやすい部分だと思います。
不凍液を交換したい場合の対処法
不凍液交換やエアー噛みの解消は、お客様からボイラー設置業者に直接依頼となります。
設置業者名は、ボイラー本体にステッカーが貼られています。
施工業者様より、不凍液交換の時期にご案内が送られてきていると思いますので、そちらをご参照いただくのも良いです。
こちらはリビング保証の対象外です。
望月機工様が担当されている場合は、札幌ニップロ様での対応となります。
札幌ニップロ
ボイラーや暖房のメンテナンスと聞くと、少し頭が痛いかもしれません。
ですが、ちょっとしたチェックやお手入れで、ボイラーも家もずっと快適に保つことができます!
上手にお付き合いしていきましょう。
ジョンソンホームズの女性スタッフ「ジョンソンレディ」は、「住んでからサポート」という無料訪問サービスにて暖房の効率的な使い方・光熱費の不安を解消するお手伝いを行っています。
こちらからご予約を受け付けておりますので、是非ご活用ください!
(アプリからのご予約も受け付けております。アプリ登録はこちらから。)
- 記事を書いた人
- 野坂 昌弘 ジョンソンホームズ メンテナンス部
子供と1日遊ぶと、正直仕事より疲れますが、それが私の日々のエネルギーになっています。