この秋読みたいオススメの本、紀伊國屋書店札幌本店で聞きました!
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はれ暮らし編集部2023.04.01
秋と言えば読書。この秋、皆さんはどんな本を読みましたか?
本屋さんに並ぶたくさんの本を見ているとあれもこれも読みたくなりますね。なかでも特に秋にオススメだったり、売れ筋の本を紀伊國屋札幌本店第二課課長代理の工藤由起子さんに聞きました。大人向けとお子さん向けそれぞれ、魅力あふれる各3冊を紹介します。
大人に薦めたい、無理なく読める世界の雑学やカメラ術、意外な発見満載の料理本
秋本番のこの季節、いろいろな本を読んでみたくなる時期ですね。今回お話を聞かせてくれたのは、約100万冊の品揃えを誇る紀伊國屋書店札幌本店の工藤さん。まずは「大人の方向けに」と薦めてくれたのが、この3冊です!
○『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』(デイヴィッド・S・キダー、ノア・D・オッペンハイム著/文響社/2570円)
(月)歴史・(火)文学・(水)芸術・(木)科学・(金)音楽・(土)哲学・(日)宗教と、7分野にわたり、1日1ページで雑学が身につくようになっています。
好きな本というのはどうしても分野が偏りがちですが、こういった本からはさまざまな発見があります。ページごとに楽しい「豆知識」のおまけもありますよ。
○『カメラはじめます!』(こいしゆうか/サンクチュアリ出版/1296円)
「一眼レフの教科書」的な本は、いろいろな物が出ていますが、なかでも人気の高いのがこれ。漫画形式で読みやすく写真の撮り方を解説しています。覚えなければいけないことを3つだけに絞っているのも、人気のポイントだと思います。
ちょっとした構図のコツ、写真を素敵に見せるコツ、季節感を感じさせるコツなどもよくわかります。人物写真の撮り方、動物写真の撮り方も解説されているので、お子さんやペットを可愛く撮りたい方にもお薦めです。また、近年、ネットで洋服などを売りたい方も増えていますが、そういった方に役立つ「もの」をより素敵に見せるコツもよく分かります。
○『みそ汁はおかずです』(瀬尾幸子著/学研プラス/1404円)
「料理レシピ本大賞2018」を受賞した本です。「顆粒だしを使ったおみそ汁でもいいんだよ」というメッセージもあり、料理が苦手な人にも親しみやすいのだと思います。そのほかに、鰹節やにぼしからのだしの取り方も写真付きで解説されていて分かりやすいですよ。
みそ汁の具も、スタンダードなものだけでなく「ズッキーニ+ひきわり納豆+長ネギ」「白菜+サバ缶」「ジャガイモ+玉ネギ+バター+カレー粉」など、ユニークなものもたくさん紹介されています。料理が苦手な人、初心者にも、料理が得意でレパートリーを増やしたい方にも楽しんでいただける内容だと思います。
探し絵や楽しい図鑑も。大人も子ども楽しめる絵本で親子の会話をより楽しく
さて、次に「お子さん向けに…」と工藤さんが薦めてくれたのがこの3冊です。
○『れいぞうこからとーって!』(竹与井かこ著/アリス館/1512円)
秋と言えば、食欲の秋。食べ物に興味が向く時期ですね。ウサギやクマ、ネズミなど、それぞれの動物の冷蔵庫が描かれ、そのなかから食べ物を探す「探し絵」遊びが楽しめる本です。動物ごとに冷蔵庫の中身が違い、クマのように大きい動物は冷蔵庫も大きくなっているのも楽しめるポイント。ペガサスやおばけといった動物も登場し、最後はみんなでピクニック。
大人も子ども(2歳くらい~)も楽しめる一冊です。
○『おすしのずかん』(大森裕子著/白泉社/950円)
お子さんにも大人気のお寿司。でも、最近では「切り身のままお魚が泳いでいる」と勘違いしているお子さんも多いと聞きます。こんな絵本を一緒に読んでみてはいかがでしょうか。まずはじめにお寿司の絵が登場し、次のページには、それぞれのネタがこういう魚だという解説があります。赤いお寿司、白いお寿司、光るお寿司(光り物)、肉、のり巻きなどに分類されているほか、可愛いペンギンたちがお店でお寿司を作る様子も絵で描かれていて、とても楽しいですよ。こちらも、絵を楽しむだけなら2歳くらいから喜ばれると思います。
○『わけあって絶滅しました。』(丸山貴史著/ダイヤモンド社/1080円)
一昨年くらいから大人気の「ざんねんないきものシリーズ」に似た系統の本です。こちらは小学生以上向け。これまでに絶滅してしまった動物が「自分たちが絶滅した理由を語る」というスタイルになっています。「パンダに負けてしまったギガントピテクス」「イカ不足に泣いた魚竜」「のろま過ぎたドードー」など、興味深い内容に加えてイラストも可愛らしく、家族で楽しめます。
「お気に入りの一冊」を見つけるコツは!?
また、お気に入りの一冊を見つけるコツを工藤さんにうかがったところ、こんなお返事が…。
「CDなどではよく『ジャケ買い』という言葉を聞きますが、本もそれと同じことが言えるかもしれません。表紙を見て気になるものがあれば、まずはパラパラと中身を見ていただけたら。また、お子さんには、例えば車が好きなお子さんには車の本を、動物が好きなお子さんには動物の本を見せてあげ『こういうのもあるよ』と一緒に読んであげることで、本に親しんでもらえるかと思います。少しずつ手に取る機会を増やし、本好きになってくれたら嬉しいですね」。
まずはいろいろと手に取りながら、大のお気に入りになってくれる一冊を見つけてみてはいかがでしょうか。
※価格は税込みです。
■紀伊國屋書店 札幌本店
札幌市中央区北5条西5丁目7 sapporo55 1・2階
電話:011-231-2131
営業時間:10:00~21:00、無休
https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Sapporo-Main-Store/index.html
- 記事を書いた人
- はれ暮らし編集部 ジョンソンホームズ
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