【スタッフのお宅、おじゃまします。】#6 グレーを基調とした設計士の家
インテリア
#スタッフ宅おじゃまします#マンション#暮らし方
白崎 貴子2024.10.08
こんにちは、ジョンソンホームズの白崎です。
スタッフのジョンソンホームズで建てた家をのぞいてみる企画【スタッフのお宅、おじゃまします】
6軒目は新築事業の設計部所属の橋本邸。
築51年のマンションをリノベーションした住まいです。
通い慣れた居心地の良いカフェを参考にして作られたという自宅を取材しました。
橋本邸、おじゃまします
—-家づくりのきっかけ(経緯)を教えてください。
20代後半に入り、賃貸ではもったいない、自分所有の住まいを持っておきたいなと思い始めたのがきっかけです。
最初は戸建て一択だったのでマンションを持つなんて視野になかったのですが、友人の勧めで保険や投資の話も聞き勉強するようになり、この歳の今、マンションを持つということを選択しました。
将来は戸建てに住みたいという気持ちがあるので、このマンションもずっと住む予定はなく、売却も視野に入れて立地や間取りなどのすべてを考えました。
築年数が古いのですが、住み替え時の売却のしやすさ、職場や実家へのアクセス、予算、すべてが揃ったのがこのマンション。
築年数<駅近・予算 というバランスで即決しました。
—-即決できる決断力、すごいです!中古住宅をリノベーションする際、リノベの施工事例を見たのちに実際に物件見学するとギャップを感じる方がいらっしゃると聞いたことがあります。橋本さんはリノベ前の物件を初めて見た時、何かギャップを感じましたか?
いえ、そこは全然ありませんでした。
職業柄、現場を見ることは多いですし、完成図もイメージ出来ていたので特にそこが障害になることはなく、スムーズに物件を選ぶことができましたね。
条件を絞れていたことや、自分で設計できるので思い通りの部屋が作れると分かっていたというのも大きかったかもしれません。
この物件も、マンション購入を検討し始めてすぐに条件を担当スタッフに伝え、予算や条件に合う物件をいくつかピックアップしてもらい、その中で見学に行った一つなんです。
—-なるほど、自身で設計できるからこその安心感が決断につながったのですね。そんな橋本邸の間取りのこだわりを教えてください。
一番はキッチンとダイニングですね。
キッチンの横にダイニングを繋げる形にしたいと思い、そこから他の間取りを考えました。
キッチンは元々のレイアウトから大幅に移動させたため、床を一段上げました。
ダイニングスペースはキッチンに隣接していませんが、今のキッチン横に配置されたスタイルがとても気に入っています。
また、ウォークインクローゼットを独立したスペースにしたのもこだわりの1つです。
寝室は寝るだけの部屋にすると決めていたので、ウォークインの入り口を部屋の中に作ると狭くなってしまうという懸念もあり、今回はどこの部屋にも属さない独立型としました。
子どもがいても一緒にウォークインを共有できるようにしているので、売却した際に3人家族でも使えるようにという配慮もしています。
化粧台もこだわったポイントです。
TOTOさんのドレーナという商品を入れました。
鏡は三面鏡を第一条件にしたのですが、幅が余ったところも鏡を入れて四面鏡にしました。
裏は四面ともすべて収納なので大容量でストックも問題なく入ります。
—–内装の色使いなどでこだわったところはありますか?
色味はグレーで統一しました。
キッチンの面材もグレーにして、天板もステンレスを採用。
テーブルもグレー、ソファも黒よりのグレーで統一しています。
いろんな素材でグレーを組み合わせています。
そんな中に観葉植物のグリーンと、クッションとアートのイエローを差し色として入れて単調にならないようにしています。
色使いや雰囲気は「SATO COFFEE」というお店の内装を意識してコーディネートしてもらいました。
このカフェは居心地が良く、よく通っていて。そこのコンクリートやグレーの雰囲気を自宅にも取り入れています。
天井のコンクリートは、点検口を確認してもらった際に状態が良さそうだったので、多少のリスクはありましたが、思い切って表しに挑戦しました。
実際に解体してみると状態もよく、本物のコンクリートの質感を楽しんでいます。
—-木造戸建てにはない質感が素敵です。こだわりのキッチンも黒の家電で揃えているんですね。
はい、家電はデザインで選ぶようにして、ブラックで統一しています。
家電込みでインテリアにしたくて選びました。
設計段階から冷蔵庫も品番を決めて、幅がピタッとハマるようにキッチン背面の棚を設計しています。
—-そんな想いの詰まったこの家の「引き渡し時」はどのような感覚でしたか?
本当に感動しましたね。
お客様のお引き渡し時も思い入れがあるのでもちろん感動していますが、自分の家となると余計に感動しました。
リノベーションで自分好みな空間が実現できて本当に良かったと思いました。
仕事目線での振り返りをすると、
中古マンションリノベーションは業務で設計として担当している新築とは勝手が違っていて、もともとの造りの関係でできないことや制限もあるんです。
そこがまた、マンションリノベ特有の面白いところだと思います。
今回マンションで自邸を設計したことで、将来は仕事としてもマンションリフォームやリノベーションに携わってみたいなと考えるようにもなりました。
—–住んでから普段の生活で変化したことはありますか?
この家に越してから猫を迎え入れ、猫中心の生活になったことですね。
この子が安全に生活できるようにとにかく物を置かないことを心がけていて、いつもきれいに過ごせているのもよかったなと思います。
今はキッチン背面の飾り棚も好きなものをディスプレイできていますが、いずれは片づけないといけないのかなと考えています。
いい部屋に住むと気持ち的な変化もあり、賃貸のときにはなかった「部屋を誰かに見せたい」という気持ちにもなっています。
この間は設計部のメンバーを8人ほど招いて、ピザパーティーをしました。
賃貸だと内装も決まっていて招待したところで魅せるところもないし…と思い、多くても2人を呼ぶ程度。
この家に住んでからの大きな変化ですね。
—-この記事の読者に「設計目線」でオススメしたいポイントがあれば教えてください。
ありがちかもしれませんが、パントリーは結構重宝するのでオススメです。
賃貸にも実家にもパントリーは無く今まで使ったことがなかったのですが、収納量がしっかり確保されるのですっきりと暮らせます。
前に担当していた戸建の住宅ブランドも収納を大事にした間取りだったので少しの柱の隙間にも可動棚をつける等収納は意識して設計しました。
今のところ大正解です。
自分もこれから先の人生の中で戸建てを建てたいので、そのために日々勉強中です。
ユーティリティから独立型ウォークインまで一直線
考えられた生活動線
「しまう」と「かざる」
両立する玄関収納
橋本邸、おじゃましました
社会人になり一人暮らしを始めた時からきれいな収納に憧れがあったという橋本。
TikTokで#Restock と検索してストックをきれいに並べる動画を見ているのが気持ちいいそうです。
設計としての「収まりがいい」のと陳列の気持ちよさが似ていて社会人になってから好きになったかもと話をしていました。
いつか、たくさんのこだわりが詰まった戸建てに移り住んだ時にもこの連載でインタビューさせてくださいね。
“スタッフお宅、おじゃまします”、次回もお楽しみに。
ジョンソンホームズ 新築事業部 設計部 橋本
2019年にジョンソンホームズへ入社し、設計部に配属。
こだわりの自宅で愛猫と暮らしている。
将来は戸建てを建てるのが夢。
- 記事を書いた人
- 白崎 貴子 ジョンソンホームズ マーケティング室
衣食住を自分好みにアレンジするのが好きです。
特にお家で好きなラジオをかけながらゆっくりご飯を作ったり、お花や緑が目線に入ったりすると心が落ち着きます。