インテリアのテーマの決め方は?人気のテーマもご紹介!
インテリア
#マンション#一戸建て#内装#家具・雑貨#飾り方
植村 直美2022.07.29
こんにちは、インテリアコーディネーターの植村です。
前回、「物を減らすには何から始める?片付いた素敵なお部屋に近づくコツ」をお話しました。
次の段階は、今住んでいるお部屋はどんな感じで、そこからどんな理想のお部屋にしていくのか。
好みは人それぞれなので、理想をしっかりイメージすることが大切です。
細かいところはありますが、まず注目してほしいポイントは、床・壁・照明の3箇所。
それらを中心に、人気の3つのインテリアのテーマやスタイルを紹介していきます。
インテリアのテーマの決め方とは?ここに注目しよう!
「インテリアのテーマ、一体どのように決めたらよいか分からない…」という方も多いのではないでしょうか?
インテリアのテーマの決め方はいくつかありますが、ここでは自分が過ごしていて快適なお部屋のテーマをイメージする方法をご紹介します。
どんな部屋にしたいかを考える
まずは、どんな部屋にしたいのかをしっかりイメージすることが大切です。
生活感を抑えたスッキリとした部屋がいいのか、友人や恋人を呼びたくなるお洒落な部屋にしたいのか、家族がくつろげる温かみのある部屋にしたいのか…。
最終的にどんな部屋にしたいのかをイメージすることで、どんなテーマ・テイストのインテリアを選ぶべきかがはっきりしてくるはずです。
好みから考える
そして、どんな部屋にしたいかのイメージと同時に考えるべきなのが、あなたの好み。
たくさんの時間を過ごすことになるお部屋ですから、あなたが好きだと思えるデザインにすることが、生活をより楽しむコツです。
おしゃれな写真の真似ばかりの部屋は、確かにおしゃれですが好きになれないこともあります。
自分が心地よいと思えるお部屋のこだわりポイントや、好きな色の配色、あってほしい家具など、自分が好きなスタイルも把握してインテリアのテーマを決めていきましょう。
ライフスタイルから考える
お部屋のインテリアは、普段のライフスタイルから考えることも大切です。
普段はゆったりとしたソファでくつろぐのが好きなのに、かっこよさを求めてかたい素材のスタイリッシュなイスだけをお部屋に置くと、生活するうちにリラックスできる空間がほしくなってくるかもしれませんよね。
また、一人暮らしか、家族で暮らしているかでもライフスタイルは変わってきます。
自分の好きな家での過ごし方や、それに沿った部屋での動線を思い描くと、お部屋のイメージもしやすくなります。
ナチュラルカフェがテーマのインテリア
やさしくて居心地のよさそうなカフェ風インテリアのお部屋は、世代を問わず人気があります。
このインテリアを構成するのは、基本的に白と木の色。
そこに淡い色やシャビー系でアクセントを。
床はオークやメイプルなど明るい木の色、壁は白い塗り壁、ソファなども白系、カーテンは麻やオフホワイト、ライトグレー、ブルーグレーなどの淡い色がおすすめですね。
濃い目の床であれば、モスグリーンのラグなどをひくと、やわらかいイメージがでて、ナチュラルテイストになります。
細かなテイストの変化をつけるのに活躍するのが照明。
かわいい感じならガラスの照明、素朴っぽいならはだか電球、北欧系ならデザイン性のあるものにすると雰囲気も変わります。
またグリーンの小物をふんだんに取り入れるのもいいですね。
アイビーやドライフラワーなど天井から吊るしたり、ガラスの小瓶などで小さいものを飾ったりしてみてください。
インダストリアルがテーマのインテリア
数年前から人気の工業化デザインのメンズライクなインテリア。
工業系のレンガやレザー、鉄、古材、コンクリートなど取り入れるとグッと雰囲気に近づきます。
このインテリアは、床がダークブラウン、壁はコンクリートやグレー系。
倉庫感を演出するために、黒板塗装の壁、天井がコンクリート打ちっぱなし、有孔ボードなどもGOOD。
カーテンは木製ブラインドでシンプルにかっこよく。
床が明るい色合いであれば、柄の入ったラグ(ギャッベなど)やフロアタイルで遊ぶのも素敵ですね。
照明は、工業っぽい無骨な黒やシルバーのペンダントライト、はだか電球などがおすすめ。
クロスの上から塗る漆喰などもあるので、挑戦してみるのもいいと思います。
基本的に、散らかっていても気にならないというラフな気持ちで生活しましょう。
グリーン使いは、多肉植物やサボテンなど、南国的なものを選んで。
籐のプランターも空間のアクセントになります。
シンプルがテーマのインテリア
余計なものをそぎおとし、物を極力減らし、生活感のない住空間をつくること。
基本的には白で構成し、カーテンはバーチカルブラインド。
ファブリックは、ブラック、ブラウン、ホワイト、グレーなどシンプルな無地を使って。
床が濃い色ならライトグレーのラグ、明るい色ならネイビーのラグと、メリハリのある空間にするとモダンな印象になります。
間接照明をうまく使うことが、ワンランク上のインテリアポイントです。
ソファの後ろの壁に低いライトを置いて、壁全体を照らしたり、植物の下を照らしたり、テレビの横にスタンドライトを設けたり、色々試してみるものいいですね。
グリーン系はあえて大きなものをひとつだけ。
ベンジャミンやドラセナ、パキラなど。
ガラスや白、黒などシンプルな花器をおすすめします。
インテリアのテーマの決め方を知って自分好みのお部屋に!
今回は、インテリアのテーマの決め方のポイントを紹介し、大きく分けて3つのテイストのインテリアをピックアップしました。
インテリアのテーマは、お部屋の目的だけでなく自分や家族の好みも考えて決めることが大切です。
それぞれのテーマに合ったカーテンや床、ファブリック、グリーンなどの選び方には、ちょっとしたコツがあります。
このコラムが参考になれば幸いです。
インテリアは色々なものがあり、組み合わせも様々。
基本を知った上で、WEBやSNSなどを使って、自分の好きなテイストを集めてみましょう。
「はれ暮らし」では他にも、住まいと暮らしのさまざまなお役立ち情報を発信しています。
ぜひ参考にして、今よりちょっといい暮らし作りにぜひ役立ててくださいね!
- 記事を書いた人
- 植村 直美 ジョンソンホームズ インテリアコーディネーター
コーディネーター20年の経験を生かしながら、住む人に素敵な空間の中でライフタイルを楽しんでいただけるコーディネートをお届けしていきたいと思っております。