興部産牛乳を使った上質の手作りチーズを楽しむ、テーブルオブグレース
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#おでかけ#お土産#ショップ#スイーツ
はれ暮らし編集部2023.04.01
日に日に秋が深まってきました。
丁寧に作られたおいしいものをいただいて、ほっと一息つきたい、なんて気持ちになることはありませんか。
そんな時にお薦めしたいのが、興部(おこっぺ)町やその近郊の質のよい牛乳を使って一つひとつ手作業で作る「チーズ工房 アドナイ」の手作りチーズ。札幌市西区にある工房直営店・テーブルオブグレースを訪ねました。
個性豊かなチーズたち。熟成させて家庭で味の変化を楽しむのもオススメ
工房直営店となるのが、地下鉄発寒南駅から歩いて15ほどの場所にあるテーブルオブグレース。以前は中央区のビル内に店を構えていましたが、2016年にこちらに移転。ソフトクリームやスイーツ、キッシュの販売もスタートし、新たにイートインコーナーが登場しました。
店長を務める堤田めぐみさんは、工房主・克彦さんの長女です。「同じ作り方をしても、作る人が違うとまるで異なる味わいになるのがチーズ。一筋縄ではいかない、というのでしょうか。父もそういうところにチーズ作りの面白さを感じているのだと思います」と話します。
店頭に並ぶ常時並ぶチーズは約10種類。一番人気の「ミモレット・アドナイ(680円/100g)」は鮮やかなオレンジ色が特徴のセミハードタイプ。熟成が進むことで身がしまって固い歯応えを持つように。ワインにもよく合うそうです。同じく人気の「八十士(やそし。680円/100g)は風味よく、そのまま切ってワインと合わせるのも、薄くスライスしてパスタに和えるのもお薦めだそう。
八十士というのは興部のお隣、紋別市にある地名で、この山で放牧され、夏の草を食べた野性味のある牛乳から作られたチーズなのだそうです。「早くても1年は熟成させてから店頭に出します。1年以前のものとはガラリと風味が変わるので」とめぐみさん。チーズの中には「めぐみ」「さゆり」と、めぐみさん兄弟の名をつけた商品もあって、父・克彦さんを中心とした家族の絆を感じさせます。
ソフトクリームや手作りデリ、飲むヨーグルトも味わって!
「チーズ=生ものだから、買ってきたら早く食べなければ!」というイメージを持っていたのですが、家庭で熟成させることもできるのですね。工房オリジナル、ウォッシュタイプの「フロマージュドエール つばさのチーズ(1個1300円)」という品を「1ヶ月を超えると本格的風味が出てよりおいしいですよ」と薦めていただいて購入。家の冷蔵庫に入れて少しずつ少しずついただいてみました!
フレッシュで酸味のある風味から、柔らかで落ち着いたまろやかな風味へと、日がたつごとに味わいが変わるのにビックリしています。これからさらにどんな変化をしていくのか、楽しみです。
▲左から「フロマージュドエール つばさのチーズ」「スカモルツァ・スモーク」「ミモレット・アドナイ」「八十士」
「意外に思えるかもしれませんが、チーズってワイン以外にも、コーヒーやリンゴシードルともとても相性がいいんですよ」と恵さんが教えてくれました。「店では試食もご用意しているので、いろいろ試食していただいたり、好みのチーズをご相談いただいたりして、ぜひ『お気に入り』を見つけていただきたいですね!」
テーブルオブグレースで味わえるのは、チーズだけではありません。興部近郊の牛乳やその牛乳から作った自家製発酵バターをふんだんに使ったキッシュやタルト、プリンは、贅沢ながらも自然のままの素材の美味しさをいかした心和む味わい。飲むヨーグルトも人気がありますし、ソフトクリームも牛乳のおいしさを存分に味わえる、すっきり爽やかなおいしさです。他店ではあまり見かけることのない「フローズンヨーグルトバー」もぜひ試していただきたい!
▲「グラスフェッド」と呼ばれる牧草だけを食べて育った牛の牛乳で作ったソフトクリーム。カップ300円
「チーズを食べるのに『こうしなければいけない』という決まりはありません。ハチミツを合わせるなど、自由に楽しんで、お好きな味、食べ方を見つけていただければと思います」。チーズを購入し、家庭でじっくりと熟成させ「育てていく」のも楽しそうですね!
■テーブルオブグレース
札幌市西区西野3条2丁目3-15
電話:070-5616-8955
営業時間:10:00~18:00、木曜定休
https://www.facebook.com/tableofgracwbake
- 記事を書いた人
- はれ暮らし編集部 ジョンソンホームズ
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