お庭の冬支度やることリスト!来春の庭手入れもグンと楽になる!
掃除・お手入れ
#お手入れアイデア#一戸建て#冬#庭#暮らし方#植物・野菜#秋
神田 恵里2019.11.21
10月に入れば、もういつ雪が降ってもおかしくありません。
春から秋にかけて、家族の目を楽しませてくれたお庭にも冬支度が必要です。
今回お伝えするのは、雪が降る前に終わらせておきたい庭での作業。
これをしておけば、来春の庭の手入れがグンと楽になるのはもちろん、春の訪れがいっそう楽しみになりますよ。
11月の「枝・葉・草」回収日前を目標に、お庭の草たちに「お疲れさま!」を
こんにちは、ジョンソンホームズの神田です。
日が落ちる時刻がどんどん早くなり、風の冷たさにも冬の訪れが遠くないことを感じますね。
パネルヒーターの点検やダクト、テラス掃除など、暖房と住まいの外回りの冬支度に関しては、以前にお伝えしました。
今回は「お庭の冬支度」についてのお話をしたいと思います。
なかなかおっくうではありますが、「この日!」と決めて、丸一日で終わらせるようにすると実行しやすいと思います。
お庭に関して、秋のうちに済ませておきたい作業には次のようなものがあります。
庭の掃除(枯葉、雑草、枯草の掃除)
秋のうちに庭の掃除をしておくと、清々しい気持ちで春を迎えられますね。
札幌の場合、月1回の「枝・葉・草」無料回収が行われるのは11月まで。
それ以前に庭掃除を終わらせておけるとよいですね。
枯葉や落ち葉
秋になると枯葉や落ち葉などがどんどん多くなります。普段から掃き掃除をしておくことがおすすめです。
雑草
「雑草は春に抜けばよいのでは?」とおっしゃるオーナー様もいらっしゃいますが、春、雪解けのぬかるみの中で作業をするのは大変。
それに加えて、春の楽しい気持ちが半減してしまいます。
秋のうちに抜いておきましょう。
枯草
くたびれた草は抜きましょう。長くなったものは、カットしてから抜くと楽です。
アサガオやヒマワリ、コスモスなどの一年草(※)、家庭菜園の苗のほか、雑草も根から抜いて処分。
※一年草というのは、越冬ができず一年限りで枯れてしまう草花のこと。
反対に、何年にもわたって枯れず、毎年花を咲かせるのが宿根草(しゅっこんそう、多年草ともいう)です。
宿根草には「非耐寒性」「半耐寒性」「耐寒性」の3種類があり、半耐寒性の植物は北海道の冬には耐えられません。
一年草か宿根草か、非耐寒性か耐寒性かは、苗や種を買った時のラベルに書いてあります。こちらのサイトでも、詳しい情報が見られます。
【参考】
みんなの趣味の園芸
ガーデニングの図鑑
花壇・鉢植えの整理
寒さに弱い植物は植え替えが必要です。
冬支度の際に、植物の入れ替えをしてしまいましょう。
寒さに弱い宿根草は室内へ
きちんと手入れをすれば翌年以降もまた花を咲かせてくれる宿根草。
マリーゴールドやベゴニアなど、非耐寒性のものは鉢に移して室内へ入れましょう。
寒さに強い宿根草も、鉢植えのものは寄せ集めて鉢を横に
パンジーや芝桜、ラベンダーなど、寒さに強い宿根草は、くたびれた茎や葉はカットしておきましょう。
鉢植えのものは一カ所に寄せ集めて、鉢を横に倒しておくと「雪の重さで折れる」ことがなくなります。
積雪・防寒対策
寒い地域では積雪・防寒対策も重要です!
冬囲い
「冬囲い」の目的は、雪の重みで樹木が倒れたり折れたりしないように、樹木を囲ったり、吊ったり、縛ったりして守ること。
雪や寒さから守るだけでなく、冬の風物詩として庭を楽しむこともできます。
「冬囲い」の方法は自己流でOKです。
ホームセンターで売っている冬囲いシートを、ビニールテープでぐるぐると木に巻き付けるだでも十分な効果があります。
難しく考えず、自分なりの囲い方で囲ってあげてください。
「木が伸びすぎて切りたい」という方は、冬支度の時期ではなく、早春のまだ雪が残っている時期がおすすめ。
雪の上にはしごをかければ、短いはしごでも木の上まで手が届きますし、万が一落ちても雪の上なので大ケガになりません。
マルチング
霜よけ・凍結を防ぐためや、防寒のために「マルチング」を行います。
マルチングとは、植物の株元である土の部分をマルチング材で覆うこと。
地面を覆うことで、急激な温度変化から植物を守ります。
マルチング材には、腐葉土、ワラ、枯れ葉、ビニール、ウッドチップ、マルチングシートなど種類が豊富にあります。
冬場は土を保温し、植物の根を保護する役割もあるので、温度変化や寒さに弱い植物に効果的ですよ。
他にも、雑草を予防し、病害虫の侵入を防ぐ効果や、地面の色が一色になることで花壇を美しく見せる効果もあります。
寒い冬を迎える前に!お庭だけでなく家の外回りの支度も忘れずに
お庭の次は「家周り」に取りかかりましょう。
家周りの冬支度としては、以前もお伝えしたようにこちらも忘れてはいけません。
- ウッドデッキの塗装
- 散水栓の水抜き
- 網戸を外して収納
- 屋根、ダクトの清掃
特にウッドデッキ塗装について「しなくてもいいのでは?」とおっしゃるオーナー様もいるのですが、塗装の目的は、単にきれいに見せることだけではありません。
塗装をすることで耐用年数を大きく伸ばすことができるのです。
雪によって冬の間に傷みが進みますので、秋のうちに手を入れておくことが大切。
おすすめの塗料は「ガードラックアクア」で、しっかりと水をはじいてくれます。
少々お値段は高めですが、一度塗りでOKなため、結果的には二度塗りタイプよりお得ですよ。
掃除や植え替えなどが終わったら、次のシーズンを楽しむ準備を♪
庭掃除や花壇の整理、防寒対策、家の周りの冬支度が終わったら、次のシーズンを楽しむ準備をしましょう。
土づくり
不要な枯れ草の掃除が終わって土がきれいになったら、たっぷりと堆肥(たいひ)を混ぜ込みましょう。
栄養豊富な牛ふん、馬ふん、腐葉土がおすすめです。
一冬かけてじっくりと養分が土に染み込んでいき、よい土が出来上がります。
コンポスト(コンポスター)がある方は、コンポストでできた堆肥でもOK。
春に肥料を混ぜ込むより、ずっと効果がありますよ。
球根の植え付け
スイセンやチューリップ、ヒヤシンスなど、春に咲く花の球根を植えるのも、い良いですね。
春を待つ楽しみを大きくしてくれます。
お庭の飾りつけ
これから迎える冬を楽しむために、お庭を飾り付けておくと素敵ですね!
イルミネーションや装飾などで、ガーデンを華やかに彩ることができます。
秋のうちに「お庭の冬支度」を万端にして、来年の春もガーデニングを楽しもう!
寒さが徐々に厳しくなってくる前に、お庭の冬支度も万端にしておきたいですね。
【冬支度やることリスト】
庭の冬支度
- 庭の掃除
- 花壇・鉢植えの整理
- 積雪・防寒対策(冬囲い、マルチング)
家周りの冬支度
- ウッドデッキの塗装
- 散水栓の水抜き
- 網戸を外して収納
- 屋根、ダクトの清掃
次シーズンに向けて
- 土づくり
- 球根の植え付け
- お庭の飾りつけ
お家の外回りの冬支度についてはこちらで詳しく書いています。ぜひ一度ご確認ください。
反対に、冬が終わり、春になったときの外回りのお手入れについてはこちら。
いよいよ冬じまい。春の大掃除とお手入れは、家の〝外回り〟に注目を
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お家の疑問にも何でもお答えしますので、ぜひお気軽にご相談くださいね!
- 記事を書いた人
- 神田 恵里 ジョンソンホームズ メンテナンス部 ジョンソンレディ
オーナー様にお会いし始めて 気が付けば15年が経ちました。暮しに少し寄り添わさせていただいて、『お役に立てているだろうか?』と思う日々です。
夏はガーデニング、冬はソーイングで楽しみますよ。今年思い切って新しくミシンを2台購入ました!