毎日のトイレ掃除が鍵!いつもきれいに保つコツや簡単お手入れポイント
掃除・お手入れ
#お手入れアイデア#トイレ#マンション#一戸建て#水回り
眞鍋 美沙2019.10.02
気温や湿度が上がってくると「なんとな~く、トイレのにおいが気になる」という経験はありませんか。
「毎日一生懸命にきれいに磨いているのに、においが取れないのはなぜ?」「家族もトイレ掃除を手伝ってくれるようにする方法は?」という声も耳にします。
どうすれば気になるにおいを解消し、また、家族の協力を得ることができるのでしょう?
清潔で快適なトイレを無理なく維持するためのヒントをお伝えします。
トイレのにおいが気になる…。原因は壁と床に飛んだ汚れのせい!洗剤を含ませたペーパーで拭いて撃退を
家事のなかでもなんとなく億劫に感じがちなトイレ掃除。
気温の上がる時期や雨が多く湿りがちな時期は特に「におい」も気になります。
「便器のなかを毎日しっかりブラシでこすり洗いしているのにどうしてだろう?」と思っていらっしゃるオーナー様も多いのですが、見落としがちなのが「壁」「床」についた汚れなのです。
男性の小用時などに壁や床へ
男性が立って小用を足す場合、どうしても壁や床に汚れが飛びます。
そのため、新築のオーナー様のお宅では、ご主人様に「トイレは座って使ってほしい」とお願いされる奥様もいると聞きます。
「トイレ掃除=便器の掃除」というイメージを持ちがちですが、壁、床に汚れが染みつく前に忘れずに掃除するようにしましょう。
壁・床がにおいの元になっているケースは想像以上に多いのです。
こまめに壁や床を拭くことで匂いを防ぎましょう
尿のにおい(アンモニア臭)を落とすには、酸性洗剤(クエン酸)が効果的だと言われていますが、実際には酸性、アルカリ性、中性どれでも大丈夫なようです。
キッチンペーパーなどに洗剤をしみこませて拭き取ると、予想以上に汚れが取れ、においもなくなります。
放置するとカビ発生の原因にもなるので、こまめな掃除ができるとよいですね。
ただし、壁のクロスが紙製の場合は要注意。
洗剤をつけると変色したり、色落ちの可能性があります。
洗剤の入っていないウエットシートで拭くくらいにとどめましょう。
また、100均には「便器内のここを狙う」というシールが売られているので、小さい男の子のいるご家庭では試してみるのもおすすめ。同じく100均には壁紙の保護シートも販売されています。
汚れを落とすのも大事ですが、汚れがつかないように予防する工夫も考えられるとよいですね。
見落としがちな「便座の裏」のお掃除。尿石汚れはクエン酸で落とせます!
トイレの壁・床は男性が汚しがちな一方、女性は便座の裏(特に前方)を汚してしまうことが多いようです。
便座を持ち上げてみたら、裏側についた黄色っぽい汚れにギョッとした経験のある方も多いのではないでしょうか。
尿石には酸性洗剤を使いましょう
この黄色っぽい汚れは「尿石」という、尿のなかのカルシウム成分などが固まったもの。
なかなか落ちにくく手ごわい汚れです。
尿石はアルカリ性のため、酸性洗剤で落とすのが効果的。
トイレットペーパーにクエン酸を溶かした水を染み込ませ、汚れた部分にパックのようにあて、10~20分程度放置するとスッキリときれいになります。
ただし、クエン酸が便座・便器を傷めることがあるので、最初に目立たないところで試し、きれいになった後は水拭きで落とすようにしてください。
便座裏のゴム部分は特に汚れが落ちにくい強敵ですが、メーカーによってはゴムが交換可能となっています(TOTO製のトイレは交換可能)。
汚れがひどい場合はゴムを取り替えるのもよいですね。
水垢にはクエン酸、カビにはアルコール系がおすすめ
同様に手洗いスペースにつく「水垢」もアルカリ性汚れなので、クエン酸できれいになります。ただし、金属部分にクエン酸が残ると錆の原因になるので、必ず流し落とすようにしてください。
また、便器内、便器と床の隙間につく黒ずみの正体はカビです。除菌効果のあるアルコール系洗剤で掃除するときれいになります。
以上をまとめると、次のようになります。
- 壁・床:洗剤の種類はなんでもOK。掃除することを忘れないで!
- 黄ばみ汚れ(特に便座裏):クエン酸で掃除。
- 黒ずみ汚れ(特に便器内、便器下):アルコール系洗剤で掃除。
掃除用具はいつも見えるところに!毎日の掃除でいつもきれいなトイレを維持
「家族がトイレ掃除を手伝ってくれない」とおっしゃるオーナー様は少なくありません。
掃除グッズをすぐに使える場所に分かりやすく出しておき「トイレを使ったら、さっとでいいから壁と床を拭こうね」と声かけをして、きれいな状態を保つとよいと思います。
その場合に「お掃除シートを可愛いボックスに入れる」「シートだけでなくゴミ箱も置く」などの工夫をすれば、お子さんや男性も抵抗なく掃除に協力してくれるのではないでしょうか。
使う都度掃除をする以外にも、例えば「寝る前には便器内に洗剤をスプレーする」と決めるだけでも、きれいなトイレ維持に効果的です。
「よし、トイレ掃除をするぞ!」と身構えるより、ちょっとした努力できれいな状態を保てるとよいですね。
快適なトイレにするための注意点やお手入れポイントは?
ほかにも、気持ち良く快適なトイレを維持するために効果的なコツ、気をつけたい注意事項には次のようなものがあります。まずはどれかひとつ、試してみましょう。
- 水を流す時は便座のフタを閉めて。開けたままでは水が飛び散ります。
便座のフタは使用時以外閉めるのが鉄則です。
保温機能がある便座なら節電になりますし、お子さんやペットの事故も防げます。
- 便器のフタはたいてい樹脂製。乾いたペーパーで拭くと傷がつきます。
柔らかいペーパーを濡らして拭きましょう。
- 便器の中は、汚れ付着防止のコーティングが施されていることも。
ブラシで強くゴシゴシこすると、コーティングが剥がれ、汚れが付きやすくなることがあります。
- トイレのドアの取っ手、リモコンの掃除を忘れがちです。
アルコール系洗剤で清潔を保ちましょう。特に食中毒が流行する時期は気をつけて!
- ブルーレットなどの置き型洗剤は着色に要注意。
透明タイプでも黄ばみ汚れの原因になることがあります。
- 最近多い「節水型」のトイレは「詰まり」に注意が必要です。
ペーパー使用時は「大」で流し、お掃除シート類はゴミ箱に捨てた方が安心です。
もしも詰まってしまった時、ラバーカップは「節水型専用」のものを使用しましょう。
トイレ掃除におすすめ!とても便利な100均をご紹介します
100均には、トイレ掃除で活躍してくれるグッズがいろいろあります。
先ほど挙げた「便器内のここを狙うシール」「壁紙保護シート」以外にもこんなものがおすすめ!
【便器と床の隙間をふさぐテープ】
便器下には湿気がたまりやすいため、便器と床の間の隙間には黒カビ汚れが発生しがち。
あらかじめふさいでしまえば安心です。
アルコール系洗剤できれいにしてからテープを張るとさらに安心です。
【スポンジ&使い捨て手袋】
トイレブラシの衛生を保つのは難しいものです。
暮らしのスペシャリスト「ジョンソンレディ」の間では、5個入りなどの安いスポンジを半分に切り、使い捨て手袋(またはゴム手袋)で掃除し、使い捨てにする方法が流行っています。
使用後は小さなビニール袋に入れてゴミ箱へ。
便器のフチの裏側など隅々まで楽に手が届き、おすすめです。
【トイレのスタンプゲル洗浄剤】
便器に押し当ててスタンプするクリーナーもおすすめ。
水を流すたびに便器を洗浄し、防汚効果もあるので汚れがつくのを防ぎます。
1回のスタンプで約2週間ほど効果が続くので経済的です。
【隙間ブラシ】
フタの付け根など、狭いところの掃除に便利。
最近では、便器を浮かせて床との接地面を作らない「フローティングトイレ」、便座・フタの付け根部分が持ち上がる「お掃除リフト」機能付きのトイレなど、汚れをためない工夫や、掃除しやすい工夫がされたトイレも登場しています。
興味のある方はメーカーのサイト情報をチェックしてみてくださいね!
「The JOHNSON STORE」でも、暮らしに役立つお掃除グッズや様々な生活雑貨を取り扱っています。
札幌市電通り沿い(西6丁目)にありますので、ぜひお立ち寄りください♪
- 記事を書いた人
- 眞鍋 美沙 ジョンソンホームズ メンテナンス部 ジョンソンレディ
友達とランチや飲みに行ったりしますが、一番幸せを感じる時間は、娘と夕食を作りながら、くだらない話をしている時でしょうか…笑 おうちのお困りごとなど、なんでもご相談ください!