春の大掃除がおすすめ!外回りなど冬じまいに掃除したい場所13選
掃除・お手入れ
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はれ暮らし編集部2024.04.13
雪解けの季節は、外回りの汚れも気になってくる時期。
春は家のなかや周りをきれいにし、すっきりした気持ちで新しい季節を過ごしたいですね。
今回は雪解けを迎えた春、掃除したり、手入れしておくと生活がより快適になるポイントをご紹介します。
外回りの大掃除!「すがもり」は屋根に上ってダクトの詰まりをチェック
どんな場所を中心に掃除やメンテナンスをすれば、効果的に掃除ができるでしょうか?
家の外周りで人気の掃除場所や、手入れポイントやコツをみていきましょう。
特に3~4月、オーナー様からのご相談で一番多い「すがもり」からご紹介します。
1. 屋根・バルコニーのダクト
すがもりとは、屋根材の接合部などから水が家の内部に漏れてくること。
屋根やバルコニーにあるダクトが、飛んできた落ち葉や砂、ほこりなどで詰まって排水できず、雪解け水や雨水があふれることで起こります。
スノーダクト式の屋根は、雪解け後の春と雪が降る前の秋が清掃のタイミング。
屋根に上ってダクトを清掃しておきましょう。
その時に、屋根やダクトにサビ、傷などがないかも一緒に見ておくと安心。
自分ではできないという場合はプロの業者に頼むこともできます。
ドレーンヒーターがついているお宅は、忘れずにスイッチを切って。
2. 外壁・窓
日差しが明るくなると窓ガラスの汚れが気になりますね。
散水栓から長いホースを伸ばし、水で一気に洗い流しましょう。
ほこりや目に見えない化学物質をすっきり落とすことができます。
窓はスクイージー(ガラスワイパー)で水気を切るとよりピカピカに。
ケルヒャー(高圧洗浄機)を使う方も多いのですが、外壁が塗り壁の場合、水圧が高過ぎて壁にダメージを与えてしまいます。
塗り壁が剥がれてしまう可能性があるため、使用しないでください。
壁・窓の清掃時に、傷やヒビはないか、窓周りのコーキングが切れていないかも確認し、切れていた場合には補修を行いましょう。
3. 網戸
もし網戸を外していた方は、取り付けましょう。
汚れている場合は、取り付ける前に水洗いを。
水で濡らしたスポンジを2個用意して、はさんで汚れを落とすとキレイになります。
片方のスポンジにカッターで格子状の切れ目を入れると、汚れ落としの効果がUPするので、ぜひお試しを。
ただし、雑巾で網戸をゴシゴシするのはNG。
網がたわんでしまいます。
きちんと手入れをすれば、網戸は20年近くもちますが、取り扱いを間違うと劣化が進みます。
張り替え費用は1枚2000円程度ですが、家の網戸をすべて交換すれば3万円近くの出費に。
手間を惜しまず、こまめに掃除をしてください。
4. 犬走りの補修
建物外周部の足元を固める犬走り。
主に石や砂利、コンクリートなどが使われますが、材質に関係なく「雪が解けて見てみたら、建物との間に隙間ができていた」というご相談がよくあります。
これは主に地盤沈下が原因。
犬走りは建物の基礎とはつながっていないため、犬走りだけが沈んでしまうことがあるのです。
また、内部に入り込んだ水分の凍結・膨張によって、コンクリートにヒビが入る場合もあります。
隙間に石・砂利を補充する、ヒビをコーキング材で埋めるなどの対策をしてください。
5. ウッドデッキの塗り替え
冬を越したウッドデッキには、汚れを落とした後に塗装をしましょう。
水洗いで汚れを落とした後によく乾かし、表面をサンドペーパーでならします。
そうすることで、塗料の“のり”がよくなります。
塗装には、通気性・撥水効果のあるオイルステインがおすすめです。
二度塗りすることで、傷みが少なくてすみます。
春にメンテナンスをすることが、長持ちさせることにつながります。
6. 建物周辺に除草剤の散布
春先におすすめしたいのは、建物周りに除草剤をまくこと。
雪解け水と一緒に地面の奥深く染み込んでいくため、効果が高いのです。
建物周りを除草しておけば、虫の発生も防げ、夏の「家のなかに虫が入って来て…」といった悩みを減らせます。
7. ガーデニング
本格的なガーデニングのシーズンは5月に入ってからですが、その前に土づくりをしておくといいですよ。
土が固くなっていたら、堆肥や腐葉土を入れてふかふかのやわらかい土にしておきましょう。
植物たちがより元気に育ってくれます。
樹木も冬囲いを外して、枝を開いてあげましょう。
8. ガレージシャッターや鍵穴など、その他にやっておくといいこと
冬の間に気になったところがあれば、改めて点検を。
例えば、ガレージのシャッターが重かったのなら、シャッターの両脇に潤滑油をスプレー。
ガタガタせず、スムーズに動くようになるはずです。
鍵穴がしぶいと感じたなら、市販の「鍵穴パウダー」が便利。
なければ鉛筆の芯を削った粉を鍵にまぶずしてさすだけで、滑りがよくなります。
ただし、玄関の鍵穴に潤滑油をさすのはNG。
よけいにホコリが詰まってしまいます。
家の中の大掃除!ほこりをはらい空気を入れ替えて湿気やカビを予防
家の中の大掃除は、まずは窓を開けはなして、空気の入れ替えからスタート!
9. 換気扇フィルター
家のなかで、まず忘れてはいけないのが、換気扇フィルター。
最近の住宅は24時間換気で外の空気を取り入れていて、壁にはその取り込み口があると思います。
カバーをパカッとはずすと、なかにフィルターがあるはず。雪解け期、砂ぼこりを多く含んだ空気で汚れているので掃除機できれいにしてください。
そのままにしておくと、家のなかに入って来る空気まで汚れてしまいます。
フィルターの水洗いは厳禁です!
新しいフィルターに交換したい場合は、ジョンソンホームズで販売していますのでお問い合わせください。
風呂・レンジの換気扇も同時に掃除できればカンペキです。
気温がどんどん高くなる春は、油汚れが緩むので、実はレンジフードの掃除にも向いています。
水温も年末より高く楽なので、毎年春に掃除すると決めてしまうのもいいかもしれません。
10. 浴室やキッチンなど、カビが発生しやすい場所
春~夏は、気温が上がり湿度も多いため、カビやダニが繁殖しやすい季節でもあります。
春先の大掃除にはその対策という意味合いもあります。
カビの原因のひとつに「ホコリ」もあるので、先ほど書いた換気扇フィルターの掃除は大事です。
それ以外にも、浴室、キッチン、クローゼット・押入れ、靴箱など、カビの発生しやすい場所の清掃を行っておくとよいと思います。
カビ取り効果のある塩素系洗剤、アルコール系洗剤でカビを取り除くとともに、日ごろから水分を残さない、除湿器で湿気を取り除くなどするとよいでしょう。
11. クローゼット
湿気が溜まりがちなクローゼット。
扉を開け放して空気を入れ替え、床に置いているものを取り出して、綿ボコリの掃除を。
同時に衣替えまで済ませれば、一気に春を実感できます。
12. パネルヒーター
ひと冬お世話になったパネルヒーターも清掃。
やわらかな山羊毛が隙間のホコリをからめとってくれる、レデッカー社の隙間ブラシは特に便利です。
春になって暖房を切ったら、各パネルヒーターについている目盛りは最大に。
ゼロにするのは故障の原因です。
春~夏は暖房業者も繁忙期を外れるため、この時期に不凍液交換や暖房機・給湯機の点検もしておくと、安心して次の冬を迎えられます。
13. ファブリック類の洗濯
冬の間、敷きっぱなしだったラグマットも洗って干しましょう。
外に出してホコリを払うだけでもスッキリします。
カーテンやクッション、ベッドカバーなど、ファブリック類も洗濯を。
洗濯機で洗えるかどうかはタグで確認できます。自宅で洗う場合、いつもより脱水を弱くして洗い、そのままカーテンレールに吊して干せばシワが気になりません。
大きなものはコインランドリーを利用するという方法もあります。
冬の間はどうしてもにおいがこもりがち。
ペットを飼っている方は、ペット用品を一度外に出して日光にあて、消臭するとよいでしょう。
春の大掃除のメリットとは?年末よりもおすすめな理由
ところで、大掃除と言えば年末のイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
ですが、欧米では年末ではなく、春に大掃除をするのが一般的です。
春には気温・水温が上がって楽に掃除ができるなど、さまざまなメリットがありますよ。
気候がよくやる気が出やすい
寒い年末と比較すると、春は暑くも寒くもなく、身体を動かすのに抵抗が少ない春だからこそ、大掃除もやる気を出して取り組みやすくなります。
また、春になると水も冷たくないので、水拭きや水回りの掃除など、どうしても水に触らないといけない掃除も格段にやりやすいです。
大掃除の効率がいい
気温が暖かくなる春は、冬の間に固まった油汚れも落としやすくなります。
年末と比較すると、春は陽光も明るいため、見えずらい場所にある汚れを見つけやすいです。
また、春は菌が増える季節でもあります。
春に大掃除をすると、カビや菌の温床になりやすいソファなどの布製品も乾かしやすく、菌の繁殖を抑えることができます。
大掃除と一緒に湿気対策をしておくと、梅雨時期のカビの予防にもなります。
春の大掃除で、新しい季節を快適に迎えよう
気候も暖かくなってくる春の大掃除は、年末の大掃除より子供たちの協力を得やすく、効率よく掃除を進められます。
特に外回りは、冬の間に積もった雪で見えなかった部分や劣化した部分のチェックもすることができるため、春の大掃除がとてもおすすめ!
この時期のちょっとした清掃・手入れで、春や夏をより快適に過ごせます。
ご紹介した掃除場所や、より簡単にきれいにできる掃除術なども、ぜひ参考にしてください。
- 記事を書いた人
- はれ暮らし編集部 ジョンソンホームズ
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