ロールスクリーンやプレーンシェードの洗濯やお手入れ方法は?
掃除・お手入れ
#メンテナンス#内装#設備
中澤 理恵2022.02.01
一般的なカーテン以外に、ロールスクリーンやプレーンシェードを使うご家庭も多いでしょう。
その中で、「汚れが気になる」「洗えるの?」というオーナー様のお声を聞くことがよくあります。
残念ながら「家庭での洗濯はおすすめできない」というのが正直なお答え。
その理由や、家庭でできるお手入れ方法、長く使うコツ、買い替え時期の目安などについてご説明します。
ロールスクリーンの洗濯がおすすめできない理由!
一般的なカーテンもそうですが、洗濯できるものには「ウォッシャブル」などの表示がされています。
ロールスクリーン(コードを使ってクルクルと巻き上げるもの)には、そもそも「ウォッシャブル」の生地を使ったものがあまりありません。
ご家庭で安易に洗濯してしまうと、予想外の出費やストレスにつながることもあるんです。
家庭で洗うとこんなトラブルが発生する可能性があります。
- 色が抜ける
- 風合いが変わる
- 撥水などのコーティング剤が取れる
- シワ、洗濯機に入れた時の畳みグセが付き、元通りにならない
- 取り外す時にドラム部分を破損する
- 元に戻せなくなる
実は私も自宅でプレーンシェードを使っていて、インターネットの情報を参考にしながら自宅での洗濯に挑戦してみたことがあるのです。
取り外して洗うところまでは比較的簡単にできたのですが、戻す時に生地を釣り上げている糸をもどすのがとても難しく、最終的に業者さんを呼んで修理してもらうことに…。
かなりの出費になってしまいました。
何より、修理が終わるまでの期間「窓にカーテンがない状態」が続いたのは、想像以上のストレスになりました。
ロールスクリーンのお手入れ方法は?洗濯する場合の方法も
ロールスクリーンの日常的なお手入れの方法としておすすめできるのは、ハンディモップやオーストリッチのはたきでホコリなどを落とすこと。
化学繊維を使ったはたきは、静電気を起こし逆にホコリを呼んでしまうことがあります。
濡れ雑巾の使用は、しみやシワの原因になりがちなので要注意。
洗剤も色抜けやコーティングを落とす原因になるので、使わない方が無難です。
ロールスクリーンやプレーンシェードなどのカーテン類を長持ちさせるコツは、窓周りの掃除をこまめにすることです。
窓が結露するとカビや菌が生地に移るため、結露させないことが大切。
特に結露しやすい北側の窓はこまめに点検し、窓の桟(さん)やパッキンをこまめにアルコール清掃するようにしましょう。
結露の対策方法ついては「結露の原因とは?対策を知って冬に備えよう!」を参考にしてくださいね。
それでも「どうしても洗濯したい…!」という場合、まずは洗濯表示を確認しましょう。
あまり多くはないですが、洗える「ウォッシャブルタイプ」なら、洗濯することは可能です。
製品の説明書などの指示通りにロールスクリーンやプレーンシェードを壁や枠から外し、生地からバーやパイプを取り外します。
洗濯絵表示に従って、洗濯機や手洗いで洗っていきます。
このとき、漂白剤、また漂白剤入り洗剤の使用は避けましょう。
洗濯後は陰干しで自然乾燥させます。
洗えないタイプのロールスクリーンやプレーンシェードについては、無理に洗濯したりはせず、素直に洗濯を諦めるのが賢い選択。
ロールスクリーンやプレーンシェードを採用する際は、基本的には洗えないことを理解した上で日々のお手入れを習慣にできると良いですね。
ロールスクリーンやプレーンシェードの買い替え時期の目安
ヒダがあることで汚れが隠れやすい一般的なカーテンと違って、シンプルなロールスクリーンやプレーンシェードは汚れが目立ちやすいのも事実ですね。
結局のところ「10年を目安に買い替えを考えましょう」というのが、結論となります。
10年使ったカーテン生地は、紫外線によってかなり劣化しているもの。
機械部分はそのままで、生地のみの交換ができるケースが多いので、業者さんに相談してみましょう。
一般的なカーテンに比べて生地の分量が少ないため、多くの場合は購入時の半額程度ですみます。
プレーンシェードのひもがカビてしまった場合、業者さんに依頼するとひものみの交換もできます。
ロールスクリーンやプレーンシェードは無理に洗濯せず長持ちさせるお手入れを!
ロールスクリーンやプレーンシェードは、安易に洗濯してしまうと色が抜けて風合いが変わってしまったり、自分で元に戻せなくなってしまうなどのリスクがあります。
予想外の出費になってしまうこともあるので、家庭での洗濯はおすすめできません。
お手入れするなら、ハンディモップやオーストリッチのはたきでホコリなどを落とす方法がおすすめ。
窓際の掃除をこまめにして結露を防ぐと、ロールスクリーンやプレーンシェードを長持ちさせることができますよ。
あまり多くはないですが、「ウォッシャブルタイプ」なのであれば、製品の洗濯絵表示や説明書をよく見て、指示通りにやってみてください。
漂白剤は使用しないのがポイントです。
ロールスクリーンやプレーンシェードは、10年を目安に買い替えましょう。
生地のみの交換や、ひものみの交換もできるので、業者さんに相談してみてくださいね。
ロールスクリーンやプレーンシェードなどのカーテン類は、お部屋の雰囲気を大きく左右するもの。
家庭で無理なお手入れはせず、上手に長く付き合えるとよいですね。
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- 記事を書いた人
- 中澤 理恵 ジョンソンホームズ メンテナンス部 ジョンソンレディ
この仕事を始めてから苦手だった掃除や片付けが楽しくなってきました♪お客様の心に寄り添いつつ、退屈なルーティンワークにも日々の小さな楽しみを感じてもらえるお手伝いができたら嬉しいです。