小掃除とは?小掃除カレンダーで無理なくキレイを毎日の習慣に!
掃除・お手入れ
#お手入れアイデア#お風呂#キッチン#トイレ#水回り
中澤 理恵2022.07.29
掃除というと「年末の大掃除」を連想することが多いですよね。
でも、最近は「普段からこまめに掃除をする代わりに、年末に特別な大掃除はしない」という方も増えているようです。
毎日〝小掃除〟をするなら、どんな工夫をしていけば、おっくうにならずに続けていけるのでしょう?
小掃除をする場所やスケジュール、おすすめの掃除方法、無理なく続けるポイントなどを紹介します。
小掃除とは?小掃除をする場所やスケジュールの決め方も!
小掃除とは、その場所を使ったついでにこまめにお掃除をすることです。
毎日少しずつ掃除をすることで、おうちをずっとキレイな状態に保つことができ、年末などの大掃除の必要もなくなるというものです。
毎日少しずつ掃除をすると言っても、どの場所をそれくらいの頻度で掃除するのがいいのでしょうか?
「掃除をしようと思うけれど、どこから始めればよいのか分からなくて…」
「毎日続けるだなんておっくうで無理」
とおっしゃるオーナー様が多くいらっしゃいます。
そこで、掃除場所とスケジュールの決め方や、場所別のおすすめ掃除方法をご紹介します。
掃除には大きく分けて下記のような方法があります。
- 少しずつ毎日いろいろなところを掃除する
- 毎日「ここだけは」と場所を決めて掃除する
- 毎月1カ所、月毎のテーマを決めて掃除する
私がおすすめしたいのは次の組み合わせで掃除をすること。
「毎日ココだけ」×「週1回必ず」+「今月はココと決めた場所」
このように掃除を進めて、1年かけて順番に家のなかをキレイにしていくというやり方です。
小掃除を実践する前に決めておきたいことや、毎日・毎週・毎月どのように小掃除を進めていけばいいのか見ていきましょう。
「毎日ココだけ」の場所を決めて掃除時間を把握する
家族構成やライフスタイルによって汚れる場所は違いますし、一番キレイにしたい場所も異なるはず。
「毎日ココだけは」と掃除する場所は各家庭で決めましょう。
コツは、一度その場所を掃除するのに必要な時間を測ってみること。
必要な時間が分かると「今日は○時に出かけるから、それまでのスキマ時間でできる!」という判断ができ、時間の有効利用ができます。
「週1回必ず」掃除する場所を決める
「毎日使う場所だけれど、毎日そこまでは掃除しない(したくない)」箇所ってありますよね。
そういう場所を、毎日、月毎の掃除に加えて週1回程度必ずお掃除することに決めてしまいます。
例えば、台所ならキッチンパネルやタイルの拭き掃除をしたり、まな板・スポンジの漂白をしたり、トイレなら壁を拭いたりなど、を週1回の掃除箇所に加えていくとよいと思います。
大物掃除は「今月はココ」でスケジュールを組む
次に、月毎の掃除箇所ですが、これはいわゆる「大物」の掃除にあたります。
レンジフード、窓枠、クローゼットの中、など「よいしょ」で掃除しないといけない場所、ありますね。
こういう場所をリストアップし、カレンダーを使って、スケジュールを組んでしまいます。
私たちジョンソンレディはオーナー様を訪問した時にこのような「小掃除カレンダー」というものをお渡ししています。
カレンダーには掃除すべき場所が並んでいて、「こういうところを掃除すればいいんですね!」とオーナー様にも好評です。
これを1年かけて掃除していくと考えると、スケジュールが立てやすくなります。
ここから小掃除カレンダーのダウンロードもできるので、ぜひ活用してくださいね。
小掃除の場所別のおすすめ掃除方法や汚れをためない工夫とは
家のなかをキレイにするためには、こまめに掃除をして「汚れをためないこと」が大切です。
そのために、私がオーナー様におすすめしていることや、オーナー様のお宅で拝見して「なるほど!」と思ったことなどを、掃除場所ごとにお伝えしますね。
水回り
浴槽、バスルームの鏡・蛇口、トイレ、洗面所や台所のシンクを掃除したら、その後、撥水コートで仕上げをするのがおすすめです。
汚れがつきにくくなり、ついてもスルッと取れやすくなります。
トイレ掃除のポイントやキレイなトイレを維持する工夫については、「毎日のトイレ掃除が鍵!いつもきれいに保つコツや簡単お手入れポイント」もご覧ください!
バスルームは2カ月に1度程度、燻煙剤をかけましょう。
カビ汚れを防ぎ、心理的にも「燻煙剤をかける前に掃除しよう」というモチベーションUPになります。
バスルームのお掃除方法のコツは、汚れがアルカリ性か酸性かによって洗剤を使い分けること。
「お風呂掃除を簡単にする毎日のコツは?ストレスフリーな方法をご紹介」では、バスルームの掃除を楽にする方法をご覧いただけます。
台所
コンロを使う時は、換気扇は必ず回しましょう。
換気扇を使わないと、料理のたびに油煙が家中に広がり、壁・天井に油がついてしまいます。
「換気扇掃除が大変で…」という声もお聞きしますが、それは汚れがたまってから掃除するから。
一番面倒な「ドラム」部分は月1回程度の掃除をルーティンワークにしておけば、楽にキレイな状態を維持できます。
セスキ炭酸ソーダを使えば、換気扇のお手入れは楽チンになります。
「換気扇掃除は「セスキ炭酸ソーダ」で油汚れをスッキリ!」で、実際のお手入れ方法をご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
また、普段使わない家電やフタがバラバラになりやすい食器などは「ラップ巻き」のテクニックがおすすめ!
ラップで巻いてから収納すると、ホコリや汚れがつかず、バラバラになりません。
冷蔵庫の上にもラップを敷いておきましょう。
手が届かず掃除しにくい場所ですが、ホコリが溜まったらラップを交換すればOKです。
小掃除を毎日無理なく続けるポイント
少しずつと言っても、毎日掃除を続けられるかな?
そう思う方もいるかもしれません。
でも、大丈夫!
ここからは、毎日無理なく小掃除を続けるためのポイントをご紹介します。
家族全員で役割分担をして習慣化する
掃除はできれば家族で役割分担をしたいもの。
そのためのキーワードとして「見える化」を挙げたいと思います。
特に大切なのが「どこを掃除するか」の見える化、「掃除用具」の見える化です。
ご主人が掃除を手伝ってくれなくて…と嘆く奥様の声もよく聞くのですが、その一方でご主人様からはこんな声をお聞きすることも。
・どこに洗剤があるのか、分からない。
・どれが「使っても叱られない雑巾」なのか、分からない。
・家のなかにそんなにたくさん掃除箇所あるなんて知らなかった。
ですので、スムーズな役割分担のためにはこんな工夫がおすすめです。
・先ほどの小掃除カレンダーを担当表として活用する。
・洗剤・道具類の場所が、家族全員に分かるようにする。
特に専業主婦の方だと「家にいるんだから、自分が頑張らなければ!」と一人で頑張ってしまったりすることも。
ですが、旦那さんの方が得意だったり向いていたりする作業もありますし、将来のことを考えお子さんに掃除習慣を身に付けてもらうことも大切です。
それぞれが得意な作業、よく使う場所、帰宅時間などを考えながら話し合って、無理のない役割分担をしていけるとよいですね。
時間のある日に「今日はフロアシート1袋を使い切ろう」と決めて取り掛かると、普段やらないところも掃除したくなって、楽しく掃除ができるのでおすすめです。
洗剤を使い分ける
オーナー様からよくいただく質問に
「鏡面仕上げの冷蔵庫やガラスについた手垢汚れは、どうすれば取れるの?」
というものがあり、私はアルコールスプレーをおすすめしています。
アルコールには油汚れをきれいにする作用のほか、殺菌作用、バスルームのピンク汚れ予防効果もあるので、ほかにも気になる箇所があれば、時々拭いておくと安心です。
また「洗濯機クリーナーでは汚れが取り切れない」というお悩みもよくいただきますが、そのような場合には、「オキシクリーン」という酸素系漂白剤がおすすめ。
1回分3,000円ほどしますが、月1回これを使うと本当にきれいになり、しっかりと殺菌もできます。
いろいろな洗剤があって迷う…。
そんな方にはこちらがおすすめです。
・セスキ炭酸ソーダ…油汚れに最強
・クエン酸…鏡や水栓の水垢、トイレの掃除にも
・酸素系漂白剤…洗濯槽や洗濯物に
・アルコール…家中あらゆるところの除菌に。お風呂場のピンクカビにも
私たちが日常のお手入れで頻繁に使う洗剤です。
どれもスーパーやドラッグストアで簡単に手に入ります。
「「環境に優しい洗剤」を使いませんか?5つの自然派アイテム」では、これらの洗剤のメリットや使用方法、使い分けのポイントも解説しているので、あわせてご覧ください!
小掃除とは毎日のこまめな掃除!掃除カレンダーも活用しよう
小掃除とは、使ったついでや何かをしながら、こまめにお掃除をすることです。
小掃除をする場所やスケジュールなどを決め、おうちの場所ごとに汚れを溜めない工夫をしながら、掃除を続けていきましょう。
無理なく続けるためには、1人で頑張るのではなく家族で役割分担をすることや、洗剤を汚れによって使い分けるなどのポイントも大切です。
とはいえどうしても面倒に感じられることも多いお掃除。
できない日があっても落ち込まず、長い目で見ながら続けていけるといいですね!
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- 記事を書いた人
- 中澤 理恵 ジョンソンホームズ メンテナンス部 ジョンソンレディ
この仕事を始めてから苦手だった掃除や片付けが楽しくなってきました♪お客様の心に寄り添いつつ、退屈なルーティンワークにも日々の小さな楽しみを感じてもらえるお手伝いができたら嬉しいです。