掃除機の種類や選び方をご紹介!おすすめはどんな掃除機?
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佐藤 恵2022.07.29
日々のお掃除に欠かせない掃除機。
多くの種類が販売されていて、どれにしようか迷っている方も多いのではないかと思います。
最近では、どれか一つを選ぶというより「掃除場所によって使い分ける」という方が増えているようです。
掃除機の種類について解説し、掃除機の選び方や使い分けの仕方、おすすめの掃除機メーカーなど、私自身の経験も交えてお伝えします。
掃除機を選ぶ前に!掃除機の種類にはどんなものがある?
掃除機の選び方の前に、どんな種類の掃除機があるのかご紹介します。
掃除機には、キャニスター型、スティック型、ロボット型と主に3つの形があります。
形だけでなく、集じん方式や電源の種類、ヘッドの種類にもさまざまなタイプがありますよ。
掃除機の形のタイプ
掃除機の形状からご紹介します。
それぞれ、どんな場所を掃除する時に使いやすいかなど、特徴がありますよ。
キャニスター型
キャニスター型は、掃除機の本体部分にホースとタイヤが付いたタイプです。
本体に重量のある重いモーターが入っていますが、本体は床に置いたまま掃除機をかけられるので、使用時の腕への負担は少ないです。
基本的にはコンセントから電力を持ってくるので、強力な吸引力が持続するのも特徴の一つです。
ノズルやヘッド部分の可動域が広いものが多いので小回りがきき、掃除したい場所に届くよう自在に動かすことができます。
スティック型
掃除機全体が細長くスティックのようになっているタイプです。
小さなモーターが入った本体部分に付いた取っ手を持ち、立ったまま掃除ができます。
本体が軽いので、階段など本体ごと手に持って移動しながら掃除したい時に便利。
収納スペースも少なくて済み、立てたまま収納できるので置き場所には困りません。
ハンディ型
小さな本体の持ち手を持って、狭い場所でもサッと掃除できるハンディタイプ。
寝室やリビングなど家の中だけでなく、車内でも使えて便利です。
布団用に使える機能や水を吸える機能があるもの、シガーソケットから充電できるものもあり、使う場所によって最適なものを選べます。
価格も比較的リーズナブルです。
ロボット型
ロボットが自動で掃除してくれるタイプの掃除機。
忙しくて掃除の時間がなかなか取れない時や、疲れて帰ってきてから掃除するのが面倒な時などに、自分の代わりに掃除してくれるロボット掃除機は重宝します。
掃除が必要だと自動で判断して起動したり、決められた時間になると掃除を始める機能などを搭載した高性能なモデルも。
拭き掃除もできるタイプや、部屋の隅まで掃除できる形のモデルもあり、自分の要望に沿った掃除をしてくれます。
集じん方式の種類
ほこりやダニなど、吸い込んだゴミの捨て方には主に2種類あります。
以前は「掃除機の比較」というと必ず「紙パック式VSサイクロン式」が議論のポイントになっていました。
しかし、現在はどちらのタイプも吸引力への影響も少なく、価格も安くなってきているため、その点はあまり気にしなくてよいのかもしれません。
紙パック式
集めたゴミを紙パックに溜め、紙パックごと捨てる方式です。
以前は「メーカー純正紙パック」が主流だったのですがけれども、現在は汎用紙パックが主流。
より安価に、手に入れやすくなっています。
紙パックのフィルター性能も向上して、ニーズに合ったものをチョイスできるようになっています。
サイクロン式
空気とゴミを遠心力で分離し、ダストカップにゴミを集める方式です。
排気される空気はゴミとは別の場所に分けられるため、排気の臭いが気になりません。
以前に比べて各段に進化し、吸引力が落ちなくなっています。
パカッと開けて、ゴミを捨てればいいだけの手軽さも便利です。
電源の種類
電源の種類は充電式(コードレス)とコード式の2つあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
充電式(コードレス)
充電しておいて、コードなしで使えるタイプ。
コンセントがない場所でも使いやすく、コードが届かない距離へも移動しながら掃除ができます。
コードが絡む心配もないので片付けもサッとできて、小さい子どもやペットがいるお家でも安心して使用できます。
充電が切れたら使えなくなってしまうので、1回の使用時間を短くしたり、こまめに充電しながら使う必要があります。
コード式
コンセントに繋ぎながら使うタイプです。
時間を気にせず長時間掃除機を使えるので、家中を一気に掃除したい時や、こまめに充電できない場合などに便利。
充電式と比較すると価格もお手頃です。
広い場所を掃除する時はコンセントを差し替える必要があるなど、面倒な場面もあります。
ヘッドの種類
掃除する場所の素材に合わせて選びたいヘッド。
主な3種類をご紹介します。
パワーブラシ
ヘッドの中にモーターが搭載され、ブラシ自体が回転し、しっかりゴミをかきだします。
モーターが少し重いので、他のものと比べるとヘッド自体がやや重く感じます。
じゅうたんやカーペット、フローリングや畳などにはこのヘッドがおすすめです。
タービンブラシ
吸い込む時の風によってヘッドのブラシが回転します。
カーペットなど摩擦が起こりやすい素材ではブラシが止まりやすく、ゴミをかき出せないことも。
フローリングの上だと使いやすいです。
床ブラシ
回転ブラシがないためとても軽く使えます。
フローリングや畳などにおすすめです。
掃除機の選び方を知ろう。どんな掃除機を選ぶのがおすすめ?
最近、オーナー様やジョンソンレディの間でも「掃除機を2つ以上持っている」という人が増えています。
私自身も、住まいが3階建てということもあり、各階1つ計3個の掃除機を持っています。
それぞれの掃除機を購入した経緯もご紹介しながら、掃除機の選び方について解説していきます。
軽さ重視ならマキタのスティック型掃除機がおすすめ!
もともと私が使っていたのは、ダイソン製のキャニスター型掃除機。
掃除機本体にホースとタイヤがついた昔ながらのタイプでした。
一般的な国産メーカーに比べて吸引力の強さが魅力でしたが、これがなんと言っても重い!
さらにグイッと引っ張ると壁にぶつかってキズをつけることがあったり、思うようにコードが巻き取れなかったりなど、何かとイラッとすることがあったのです(笑)。
そんな時にあるオーナー様に「軽くて使いやすいですよ!」とすすめられたのが、マキタ製でスティック型の掃除機。
持たせていただいたら本当に軽くて、私もすぐに購入しました。
軽いだけでなく、コードレスでどこにでも持っていけ、ビックリするほど階段掃除が楽になってとても気に入っていました。
フローリングや階段、天井などの掃除には、軽くて持ち上げやすく小回りがきくマキタ製の掃除機がおすすめです!
また、一人暮らしで掃除する面積が少ない場合や、メインの掃除機とは別に手軽に使える掃除機がほしい場合などにも良いですよ。
吸引力重視ならダイソンのスティック型コードレス式掃除機!
その後、犬を飼い始めたところ、だんだんと吸引力の弱さが気になるように…。
そこで購入したのが、ダイソンのスティック型・コードレス式の掃除機です。
マキタ製と比べるとかなり重いですが、やはり吸引力の強さはバツグンだなと感じています。
コードレス=充電式のため、数時間のフル充電でも20分ほどしか使えないのが難点で、掃除に取り掛かる前にどうすれば効率的に掃除ができるか、よく考えておく必要があります。
カーペット掃除やペットの毛が落ちる場所などは、吸引力が強いダイソン製の掃除機がおすすめです!
加えて、時間をかけてしっかりと掃除したい場合にはコード式、気軽にさっと掃除したいときにはコードレス(=主にスティック型)がおすすめ、だと言えます。
ロボット型掃除機は共働き家庭を中心に人気
共働きのオーナー様に人気が高いのが、「ルンバ」をはじめとするロボット型掃除機です。
ロボット型掃除機をおすすめになるオーナー様のお声には次のようなものがあります。
- 朝、掃除機をセットして仕事に行くと、帰ってきた時に家のなかがキレイになっているのが嬉しい。
- ベッド下やソファ下など、手が届きにくい場所もちゃんと掃除してくれるので便利。
- 名前を付けたり、ルンバの上にぬいぐるみをのせたり。まるでペットみたい愛着がわいています!
ただしロボット型の場合「掃除機が椅子の脚にぶつかる」「階段から落ちることがある」「毛足の長いカーペットに絡まる」といったお悩みはつきもの。
「出かける前に、椅子はすべてテーブルの上に上げておく」などの工夫をされているオーナー様もいるようです。
掃除機の種類とおすすめの選び方を知ってぴったりの一台を選ぼう
掃除機には主に、キャニスター型、スティック型、ロボット型の3種類があります。
その中でも、集じん方式は紙パック式とサイクロン式に分かれ、コード式・コードレスなど電源の種類や、パワーブラシ、タービンブラシ、床ブラシなどヘッドの種類もさまざま。
軽さや吸引力、掃除の楽さなど、掃除機に何を求めるかを軸に選ぶと、自分にぴったりのものに出会うことができますよ。
ちなみに、これから新築住宅を検討しているなら、コンセントの位置にも注目を。
階段下の収納スペースを掃除機の収納場所にしている家庭が多く見られます。
そのような場合、新築時にあらかじめ階段下収納スペースに電源コンセントを設置しておくと、収納中に充電ができて便利ですよ。
新築時にコンセントまで設置しなくても、コンセント用の穴を開けておくだけでもOKです。
また「床掃除の正しい順番!掃除機、フローリングワイパー、洗剤の使い時」では、床掃除を効果的に行う掃除道具の使い方を解説しています。
掃除機をどのタイミングで使えばいいのかも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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- 記事を書いた人
- 佐藤 恵 ジョンソンホームズ メンテナンス部 ジョンソンレディ
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