「クエン酸」はお掃除の強い味方！安心安全にさび落とし

クエン酸は「酸味」の元となる成分。住まいの掃除・サビ落としにも安心して使えます

クエン酸というのは、レモンや梅干し、お酢など酸っぱい食べ物に多く含まれ「酸っぱさ」の元になる成分。

弱酸性で水回りの汚れ落としに活躍してくれるほか、サビを分解してくれる効果もあるというのはご存知でしょうか。

小さなお子さんやペットがいる家庭など「一般的な住居用洗剤では安全性がちょっと気になって…」という方にも、食品由来の成分のクエン酸なら安心して使えますね。

最初に、一般的によく知られているクエン酸を使った掃除方法についてまとめてみましょう。

クエン酸はホームセンターなどの量販店や100円ショップなどでも販売されています。

クエン酸小さじ1と水200ml程度を混ぜた「クエン酸水」にして使うのが基本です。

●台所や浴室の水垢

水道の蛇口などの根元に着きがちな白い汚れ、「水垢」。

水道水中のカルシウムやミネラル成分などが固まったもので、落ちにくいお掃除の敵ですね。

水垢はアルカリ性のため、反対の性質＝酸性の洗剤で退治するのが効果的。

クエン酸水をスプレーで吹きかけたり、キッチンペーパーにふくませて張り付けたりし、30分～2時間ほど置いた後にこすり洗いするとキレイに汚れが落とせます。

●トイレ掃除

トイレ独特のにおいや黄ばみ汚れは、便器に付着した尿が菌によってアンモニアに分解され、水に溶けないカルシウムと混じったもの。

こちらも弱アルカリ性の性質があり、クエン酸で撃退することができます。

床や壁のにおい・汚れ取りにも効果があります。

●電気ポット

水道水をためて使う電気ポットも水垢がつきやすいものの代表格。

ポットを水でいっぱいにしたなかに小さじ１杯のクエン酸を入れて沸騰させ、2時間程度放置し、内側を軽くスポンジ洗いしただけでかなりキレイになります。

その後はしっかり水ですすぎましょう。

ちなみに、クエン酸がない場合、水にお酢を入れて沸騰させるだけでも効果があるので試してみてくださいね。

ちなみに、酸性のクエン酸とアルカリ性の重曹を上手に組み合わせることで、さらに効果的に住まいを掃除することもできますよ。

覚えておきたい基本のポイントは「アルカリ性汚れは酸性洗剤で落とし、酸性汚れはアルカリ性洗剤で落とす」ということ。

使用済み歯ブラシなども活用すれば、細かい部分もしっかりときれいにすることができます。

クエン酸ペーストのパックで頑固な自転車のサビもしっかりお掃除

さて、クエン酸の意外な使い方の一つに「サビ落とし」というものがあります。

例えば自転車の金属部分に一度サビがついてしまうと、なかなかに頑固で落とすのに一苦労ですよね。

そんな時にはぜひ試していただきたいのがこの方法です！

写真の例では、時間の関係でクエン酸塗布後15分程度しか放置できなかったのですが、それでも子ども用自転車のサビがこんなに軽減されました。

クエン酸をサビ落としで使用した後はしっかりとふき取りましょう

クエン酸が残ったままだと腐食が進んで金属が傷む場合があるので、しっかりと雑巾で拭きとるか、または水洗い・水拭きなどで洗い流すとよいですよ。

また、自転車をよりピカピカに仕上げるには目の細かいサンドペーパーでやさしくこすってあげるのがオススメです。

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