家づくりの税金の種類とは?タイミングや計算方法などを解説!
家づくり
#お金のこと#新築の家づくり
はれ暮らし編集部2022.05.06
消費税などで身近な税金ですが、家づくりにも税金がかかります。
普段の買い物とは違い、一度に何千万というお金が動くので、税金だけでも高額に。
「そうはいっても数パーセントでしょ」と甘くみていると、資金不足にもなりかねません。
また、購入時だけでなく、家を所有することで継続的に徴収される税金もあります。
今回は、家づくりで最も大切な「資金」の中でも「税金」について解説していきます。
家づくりの税金の種類はおおまかに6種類
家づくりには色々な場面で税金がかかります。
税金の種類は、大きく分けて以下の6種類です。
- 消費税
- 印紙税
- 登録免許税
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 都市計画税
中には、ご両親や親族から資金援助を受ける方もいるかもしれません。
これを贈与と言いますが、ある一定の金額を超えて贈与を受ける場合、贈与税というものもかかってきます。
それぞれの税金がかかるタイミングは、大きく分けて家を建てるタイミング、家を建てた後にかかる税金に分けられます。
それぞれのタイミング別に、詳しく見ていきましょう!
家を建てるタイミングでかかる税金の種類を解説!
まずは、家を取得するタイミングで必要となる税金について詳しく解説していきます。
☆消費税☆
住宅を建てる際の工事費にも消費税がかかってきます。
税額は、一般の商品と同じです。
住宅を建てる際に最も高いのは、実は消費税になります。
ちなみに、土地の購入代金には消費税はかかりません。
ただし、土地購入時に不動産会社を通すなどして仲介手数料がかかった場合、その仲介手数料には消費税がかかります。
☆印紙税☆
工事請負契約・ローン契約・土地売買契約の時に使用する印紙の税金のことです。
それぞれ約2万円必要になります。
☆登録免許税☆
住宅・土地を購入する際、持ち主を明らかにするために登記手続きを行います。
また、ローンを借入する場合、抵当権を設定します。
これらの登記時に発生する税金を登録免許税といいます。
住宅用家屋の不動産登記に係る登録免許税の軽減措置は、現在のところ令和6年(2024年)3月31までの取得について適用されます。
計算方法は、土地の場合「固定資産税評価額×1.5%」、新築住宅の場合「固定資産税評価額×0.15%」、またローン借入時の抵当権設定登記では0.1%となります。(※いずれも軽減税率適用後)
☆不動産取得税☆
建物と土地を取得した時に一度だけかかる税金です。
建物の評価額が1200万円以下、土地の敷地が200㎡以下の場合は減免処置があります。
税率は一定期間で更新されます。
詳しくは北海道庁の不動産取得税に関するページなどをご確認ください。
税率は原則4%ですが、土地と住宅については2024年3月31日の取得までは3%に引き下げられています。また、新築住宅の場合は期間などの条件付きで特例が適用されます。
土地の場合、不動産取得税の特例は「固定資産税評価額×1/2×3%-税額控除」
建物の場合の特例は「(固定資産評価額-特別控除額)×3%」
土地の税額控除額は「45,000円」か「(土地1㎡当たりの固定資産税評価額×1/2)×(課税の床面積×2)×3%(床面積の上限200㎡)」のうち、いずれか多い方の金額です。
建物の特別控除額は1997年4月1日以降に建てられた住宅であれば1200万円が控除される。(認定長期優良住宅については、1,300万円(※2024年3月31日まで))となります。
家を建てた後にかかる税金の種類を解説!
忘れてはならないのが、家を建てた後の税金。
家を取得した時だけでなく、所有している期間にも税金はかかります。
必要な税金の種類や支払いのタイミングなどを見ていきましょう。
☆固定資産税☆
1月1日に建物や土地などの不動産を所有していればかかる税金。
固定資産税評価額によって毎年金額がかわります。
4~5月ころに納税通知書が送られてきます。
居住部分の税額が3年間半分になるという軽減措置がある場合もあります。
計算方法は「固定資産税評価額×1.4%(標準税率)」となります。
☆都市計画税☆
都市計画税も家や土地など不動産の所有者にかけられる税金で、固定資産税と同じタイミングで納税します。
市町村が決めた固定資産税評価額に一定の税率をかけて計算されます。
計算方法は「固定資産税評価額×0.3%(制限税率)」です。
家づくりの税額はあらかじめ確認し、減税措置を賢く利用しましょう!
お家づくりには、多くの税金がかかってきます。
支払うばかりで家を持つメリットがないのでは?という方も多いのではないでしょうか。
そんなことはありません!
国では、住宅ローン減税などの減税措置でお得に家を持てるように支援しています。
まずは、お家づくりの費用がトータルでいくらかかるのか、勉強する事からスタートしませんか?
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- 記事を書いた人
- はれ暮らし編集部 ジョンソンホームズ
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