駅から徒歩何分の基準はどう決まる?「徒歩何分」の秘密に迫ります!
家づくり
#物件・土地探し
はれ暮らし編集部2024.02.10
家を建てるとき、賃貸物件を借りるときに気になる条件の一つに駅からの距離があります。
よく物件情報に「駅から徒歩5分、徒歩10分」というように、駅からの距離が書かれていますよね。
駅から近ければ近いほど土地の価格も家賃相場も高くなる傾向にあります。
「でもこれってどんな基準で書かれているの?」と疑問に思ったことがある方もいるはず。
今回は、駅から「徒歩何分」の秘密に迫ります!
駅から「徒歩何分」の基準とは?
「徒歩何分」というのは、正確には「徒歩所要時間」と呼びます。
この基準は『不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)』という法律で定められていますので、全国共通の計算法だと思っていただいて大丈夫です。
徒歩所要時間には、細かくルールが定められています。
- 1分=80mで算出する
- 直線距離ではなく、道路に沿って測定した距離で算出する
- 80m未満の端数の場合は、切り上げて1分で算出する
- 駅の目の前に物件があったとしても、徒歩0分ではなく1分と表記する
- 信号、踏切、歩道橋、坂道は考慮しない
- 駅までの時間は、物件から一番近い駅の出入り口から、物件の敷地に入るラインで算出する(改札〜部屋の玄関ではない)
何気なく見ていた駅までの所要時間ですが、実は様々なルールのもと決定されているのです。
信号待ちの時間などは考慮されていない、駅=改札ではないといった点もポイントですね。
駅から徒歩何分の基準(1分=80m)はどう作られた?
気になるのは「徒歩何分」の算出基準がなぜ「1分=80m」なのか。
実はこの1分=80mというのは、女性がハイヒールで歩いた時の実測平均分速を基準にされているんです!
徒歩所用時間は、元々は1分=100mで計算されていたそうです。
それでは少し歩くスピードとしては早く、「女性でも歩ける現実的なスピードに」という意見から変更されたとのこと。
ただ、当たり前ですが歩くスピードは人それぞれです。
駅まで5分と表記されているのに男性が歩いたら3分で駅まで着いたり、お子様と一緒に歩くと駅まで8分掛かったり…。
そして、信号や坂道、踏切といった歩行の障害になり得るものは考慮されていないので、立地によって多少の誤差が生じてしまう可能性はあります。
そのため物件情報にある駅までの距離(時間)はあくまで一つの目安として考えましょう!
「駅から徒歩何分か」参考にしつつ実際に歩いてみよう!
駅から徒歩何分というのは、不動産会社によって違ったり、地域によって違ったりなんてことはなく、しっかりと法律によって定められていたんですね!
また、1分=80mという決まりだけではなく、信号を考慮しない、80m未満は切り上げなど、様々なルールがあることは知らなかったという方も多いはず。
そしてその基準が一人の女性の歩くスピードで決められたというのも面白い点ですよね。
ただし、先ほども述べたように、これはあくまで目安。
同じ距離でも歩くスピードは人それぞれ。
もしも検討している物件があり、駅までの距離が気になる場合は実際に歩いてみることをおすすめします!
実際に駅から家までどれくらいの時間がかかるのかが分かり、さらには周りのお店や住宅の雰囲気など街の雰囲気もつかめて一石二鳥です♪
駅だけでなくスーパーや学校、病院などにも、実際に歩いてみると、入居後の生活がさらに具体的になり、今まで視野に入れていなかった物件も魅力的に感じることも!
逆に、良いと思っていた物件も再検討する必要があったりとするかもしれません。
実際に家の周りを歩いてみるのは、失敗しない土地選びや、中古マンション・戸建て選びに役立つはずです。
「忙しくてそこまで出来ない・・・」という方も少なくないと思います。
そんな方は、Googleマップなどの地図サービスを使って所要時間を調べたり、周辺の様子を見てみるのもおすすめですよ!
家づくりは、わからなくて不安なことだらけ・・・。
だからこそ、プロを味方に付けることが後悔しない家づくりの近道と言えるのではないでしょうか。
物件探しはもちろん、物件周りの環境など、小さなことでも不安に思ったらプロに相談しましょう!
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- 記事を書いた人
- はれ暮らし編集部 ジョンソンホームズ
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