ハウスメーカーの選び方は?失敗しない住宅会社選びのコツを紹介!
家づくり
#お金のこと#新築の家づくり#物件・土地探し
はれ暮らし編集部2022.02.08
そろそろうちもマイホームを・・・と考え始めた時に、ついつい価格や立地のことばかりを重視してしまいがちです。
しかし意外と重要なのは、「どの会社で家を建てるか」ということです。
ところが多くのハウスメーカーや住宅会社の中からどこに依頼すればいいのか判断がつかず、途方に暮れ、家づくりを始める前から疲れてしまう人も少なくありません。
家は建てて終わりではなく、建ててからずっと幸せに暮らすことが大事ですよね。
一生に一度の大きな買い物だけに、絶対に失敗したくありません。
そのためには、長くお付き合いするハウスメーカーについてもしっかりとした見極めが必要です。
今回は、後悔しないハウスメーカー・住宅会社の選び方や選ぶときの注意点などについてご紹介します。
ハウスメーカーの選び方のポイント
ハウスメーカーの選び方にはいくつか外せないポイントがあります。
どんなところに注目して選べばいいのか見ていきましょう。
自分たちの価値観に合うかどうか
ハウスメーカーを決める際の基準として一番大事だと思うのは「価値観が合う会社を選ぶ」ことです。
具体的にいうと、家を建てるときに優先したいことがハウスメーカーを選ぶ基準になるということです。
あなたの優先したいことはなんでしょうか。
例えば住宅の構造を重視するなら、構造にこだわったハウスメーカーを選ぶといいでしょう。
デザイン性重視なら、かっこいいデザインができる設計事務所を。
特別なこだわりがなく今すぐ引っ越ししたいなら、すぐ住める建売住宅を販売している住宅会社にぴったりの物件があるかもしれません。
予算をあまりかけたくない場合や、将来的にはマンションに住む可能性があるなら、中古戸建てを販売している住宅会社が合っているでしょう。
このように、自分が優先したいことによって、どんな住宅会社がいいのかは違ってきます。
今はインターネットで何でも調べることができますから、自分が家づくりで優先したいことを検索して言葉にしていきましょう。
例えば予算重視なら「ローコスト 新築」、デザイン性重視なら「おしゃれ 新築」といった具合に、まずは自分が求める優先事項をキーワードに含めて検索してみてください。
その上で、いいなと思うハウスメーカーや住宅会社を数社選択し、モデルハウスを見に行く。
さらに家づくりの進め方を学びたい方は、各ハウスメーカーが開いている勉強会に参加してみて知識をつけると、自分で考えることができる幅が広がります。
アフターメンテナンスが充実しているかどうか
一般的に家づくりをスタートしてから、家が完成するまでは約1~2年ですが、住んでからの暮らしは30年以上続きます。
しかし、残念なことにお引渡しが終わった途端ハウスメーカーの対応が悪くなった・・・なんて声も耳にします。
どこにどんな家をいくらで建てるのかも重要ですが、住んでからの暮らしをどれだけサポートしてくれるかも住宅会社選びでは欠かせないポイントです。
では、アフターメンテナンスの良し悪しはどう判断すればよいのでしょうか?
ポイント1:アフターフォローが制度化されていること
「建てたあとのアフターフォローは大丈夫ですか?」とハウスメーカーや工務店に聞くと、「うちは大丈夫ですよ!」と答えてくれる会社さんも多いと思います。
会社としてアフターフォローをどのように制度化しているのかを確認しておきましょう。
具体的に定期点検はどのくらいの頻度であるのか、専門のメンテナンス部署があるのか、保証内容がしっかりと明示されているかなど、気になることを質問してみてください。
例えばジョンソンホームズでは、お引き渡しから6カ月後、1年後、2年後におうちの定期点検を行います。
さらに、定期点検が終了する2年後以降も、何か不具合があればその都度ご連絡いただければ、メンテナンスのご相談も可能です。
定期点検では具体的にどんなことをするのか、自分でできるメンテナンス方法などは「新築の定期点検では何をする?時期や自分でできるメンテナンスも!」もご覧ください!
ポイント2:家を建てたオーナー様とのつながりを大切にしていること
ハウスメーカーにとっての”お客様”は「これから家を建ててくれる人」と考えている会社が多いのが現実です。
もちろん、会社の存続のためには間違いではありません。
ですが、誰にとっても一生に一度の大切なマイホームなので、建てたあとのオーナー様を大事に考えてくれる会社と一生のお付き合いをしたいですよね。
その点で考えると、オーナー様のためのイベントや交流する機会を定期的に設けている会社は、信頼できる一つのポイントになります。
逆に考えると、アフターフォローがしっかりしていない会社はオーナー様に会うことが後ろめたくなってしまうため、このようなイベント開催はできないのではないでしょうか。
ジョンソンホームズでは年に1度、オーナー様を招待して「オーナー感謝祭」を開催しています。
マイホームを建てた後も、オーナー様と楽しい時間を過ごしたい!という思いを持ったジョンソンホームズのメンバーが運営し、さまざまなイベントを行っています。
ポイント3:実際に住んでいるオーナー様の家を案内してくれること
住宅会社のアフターフォローや住み心地、暖かさや光熱費など全てを知っているのは、実際に住んでいるオーナー様です。
その生の声を聞くことが、失敗しない住宅会社の選び方として一番の近道と言えます。
住宅会社としても、オーナー様との良好な関係が築けていなければなかなか案内しづらいものです。
検討している会社がある方は、ぜひオーナー様の家の見学を希望してみてはいかがでしょうか。
無理のない資金計画が相談できるかどうか
新築の資金計画は、土地と建物それぞれにかける予算のバランスを考えたり、予算と実現したい優先事項を決めたりと、考えることが目白押しです。
うまく資金計画を立てるためにも、無理のない資金計画を一緒に建ててくれるハウスメーカーを選びましょう。
できれば「家を持ちたい」と思った時から、会社の選定と同じタイミングで資金計画を立ててほしいです。
「良さそうだから」だけで話を進めて、現実的には買えない住宅会社で貴重な時間を浪費してしまわないためにも、支払える費用を決めてからの方がスムーズに進みます。
早い段階から資金計画の相談ができるようなハウスメーカーを選び、土地と建物を擦り合わせすることが大切です。
ここで気を付けてほしいのは、「借入可能額」と「適正支払額」は別だということです。
大事なのは、「いくら借りられるか」よりも「どれくらい支払えるか」です。
そこから組むべきローンの額を把握します。
さらに光熱費や固定資産税など、建てた後にかかる出費も念頭に置かなければなりません。
年収から借入限度額だけを算出して家づくり計画を提案する会社は要注意。
家族構成や将来の計画を視野に入れて、アドバイスしてくれる会社選びを心がけましょう。
実現したい希望と予算から資金分配し、その中で一番満足のいくものを選択するのが、家づくり成功のポイントです。
一緒に考えてプランニングしてくれる住宅会社
あまり予算が無くても、今すぐじゃなくても、ちゃんと家が買える。
それをきちんと整理して説明できる会社が、最終的に頼れる住宅会社ではないでしょうか。
住宅ローンの手続き、土地探しや売買契約、コーディネートやデザイン、工事現場の管理まで、住宅を建てるのはさまざまな手続きや工程が必要です。
自分自身であちこち行って手続きをして、というのは忙しい現代人には合わないことも多いです。
多くのハウスメーカーが基本的な手続きをまとめて行ってくれますよ。
自分たちが現実的に進めていける作業なのか、どこまでお任せできるのか。
そういう視点からも住宅会社を選んでいきたいですね。
家づくりは、一般的にハウスメーカーとの契約から入居まで約6カ月かかる長丁場。
契約前のハウスメーカー探しの期間も含めると、約1~2年もかかる大仕事です。
時間が経ってから理想と現実のギャップに気付くと、それまでの時間を無駄に感じてストレスになり、せっかくの家づくりも苦痛になってしまいます。
理想のデザインに近く希望する設備の施工事例や実績があるかどうか
「注文住宅なのでどんなご要望でも叶えられます。」という説明を受けたことはありませんか?
その言葉を信じて契約したものの、実際に完成した家が想像と違っていたという失敗例は未だに多く耳にします。
自分のイメージする理想の家を実現してくれる会社なのかどうかを見極めるためには、理想に近い家の施工実績があるかどうかということをしっかりと確認しましょう。
住宅会社にとって、建てたことのない家を施工することは、難易度が高くリスクもあります。
また、施主のイメージを正確に汲み取りカタチにすることは実はとても難しいことなのです。
過去の施工事例の中に自分のイメージと近い家があれば、お互いのイメージの共有もしやすく相違も起こりずらいと言えます。
また、施工した実績もあるのでミスや施工不良も防ぐことができます。
住宅会社を選ぶ際は、自分の希望する家のデザインや設備を実際に施工したことがあるかどうかという点も一つの基準にしてみましょう。
担当者との相性や信頼できるかどうか
ハウスメーカー自体は自分たちに合っていそうな会社でも、実際に多くの時間関わることになる担当との相性が良くなければ、満足のいく家づくりができない場合もあります。
例えば、威圧的な態度を取られて言いたいことが言えなかったりすると、理想を伝えきることができずに建てた後に後悔するはめになることも…。
担当と話してみて合わないなと感じたら、ハウスメーカーを見直したり、担当を変えてもらえないか相談したりしてみましょう。
自分たちの理想の家づくりに真剣に向き合ってくれて、的確なアドバイスをくれる担当に巡り合うことが、成功する家づくりの大きなポイントでもあります。
ハウスメーカーの選び方の注意点もチェック
ハウスメーカーの選び方のポイントをご紹介してきましたが、ここからは実際に「こうしておけばよかった…」という後悔も多い項目を注意点としてチェックしていきましょう。
ハウスメーカー選びは疲れて妥協してしまいたくなる時もあると思いますが、これらの注意点を参考に、納得できる会社を選んでくださいね。
名前を知っている会社というだけで選ばない
どのハウスメーカーがいいのか色々と見るうちに疲れてしまい、有名な会社だから安心だろうという理由でハウスメーカーを選んでしまうケースもあるでしょう。
しかし、これはあとあと後悔することにもなりかねません。
確かに大手メーカーだと、素材の品質が安定していますし性能の高い家が期待できます。
ですがその分、コストが予算よりも多くかかってしまったり、オーバースペックな家になってしまうことも。
ハウスメーカーを選ぶ時には会社の知名度だけでなく、自分の理想を理解してくれる会社かどうかをしっかり見極めるようにしましょう。
時には、中小メーカーの中に価値観の合うハウスメーカーがあるかもしれません。
見積もりは複数社からもらおう
いいなと思うハウスメーカーが複数あるなら、それぞれの会社から見積もりを出してもらうのがおすすめです。
1社の見積もりだけでなく複数を比べることで、自分たちの予算に近い会社を見つけやすくなります。
また、見積もりを依頼する際は、外せないポイントをいくつか伝えておき、あとはそれぞれのハウスメーカーに提案してもらってもいいでしょう。
そうすることで、自分たちでは思いつかなかったようないいアイデアが出てくるかもしれませんし、自分たちの希望や理想をどれだけ分かってくれているかも判断できます。
見積もりで比較検討することも大切ですが、同時に建築費用や値引き額だけで判断しないことも重要なポイント。
住宅の構造や設備のグレード、オプションなどによって費用は変わってきます。
プランの詳細を詰めていくうちに予算は変動するものと思い、あくまで目安として冷静に見積もりを比較しましょう。
土地と建物は一緒に選ぶのが鉄則
テーマからは少しそれますが、家づくりに失敗しないためにもう一つ気をつけておきたいことがあります。
それは、特別な理由がない限り「土地と建物は一緒に購入する」ということです。
実は、土地を先に購入したばかりに家づくりに失敗した、という方が意外に多いのです。
実際、こんなお客様がいました。
「地下鉄徒歩15分の土地を購入しました。そこに、1階にリビングと2部屋の5LDKの家を建てたい」
ところが土地を見ると、間口が狭く、そのプランは建てられません。
土地に予算をかけてしまったので建物の費用は抑えたかったのですが、注文住宅で建てる以外選択肢が無い状況でした。
難しいオーダーだと予算も上がってしまうため、結果的には希望通りにならず…。
また、関東にお住まいの方が「老後に住むために北海道で購入した」という土地は、道路から1.5mも高さがあり、かつ急斜面。
その間に下水が流れる溝もあり、どう見ても家を建てることができない土地だった、という例も。
こうした失敗が起こりかねないため、必ず土地と建物は一緒に選ぶよう勧めていますし「気になる土地があったら先に教えてください」と伝えています。
土地によっては思わぬ費用が発生したり、希望と異なる北向きの土地を購入したばかりに、プランを全面変更せざるをえないケースもあります。
後悔しないためにもぜひ知っておいてください。
逆に、希望よりコンパクトな土地でも、立地が気に入り、土地に合わせて提案したプランも気に入れば、最終的には良い選択肢だったといえます。
家を建てるだけではなく、土地選びからプランを考えてくれる住宅会社はとても頼れる存在になってくれます。
住宅会社選びは、こういったポイントも視野に入れて探してみてください。
ハウスメーカーの選び方のポイントを知って理想の家づくりを!
ハウスメーカーや住宅会社にはそれぞれに特徴があり、どの会社が一番優れているということはありません。
ハウスメーカー選びで大切なことは、自分たちが住まいに望むことは何なのかを決めて、その価値観に合う会社を選ぶことです。
また、アフターメンテナンスがしっかりしているかや、資金計画やプランニングを一緒に考えてくれるかどうか、理想の家に近い施工事例があるかもポイントになります。
家づくりに失敗する多くの原因は、ハウスメーカーに「想い」が十分伝わっていなかったり、物事が進んでから予算や考えのギャップが表面化したりというミスマッチによるもの。
そうならないためにも、大手だから安心、見積もりが安いからこの会社でいい、というふうに妥協して選んでしまわないことが大切です。
土地と建物を一緒に選んで予算をうまく使い、満足のいく家づくりができるようにしましょう。
理想の家を手に入れるにはハウスメーカーの情報収集や検討が欠かせません。
ですが、実は一番重要なのは「自分たちが何を望むのか」「どうしたいのか」を整理し、明確にすることかもしれません。
主体的に考え行動して、ぜひ価値観の合うハウスメーカーや担当者と出会ってくださいね。
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- 記事を書いた人
- はれ暮らし編集部 ジョンソンホームズ
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