ツーバイフォーと在来の違いは?一戸建て工法はどちらがオススメ?
家づくり
#新築の家づくり
はれ暮らし編集部2021.04.12
格的にお家づくりをスタートすると、一度は耳にするのが「ツーバイフォー(2×4)」「在来」というワードです。
この二つは、木造のお家の構造の名称です。
ではどちらの工法で建てるのが良いのか?違いは何なのか?
メリット・デメリットで比較していきましょう!
ツーバイフォー(2×4)工法とは?
ツーバイフォー工法とは、床・壁・天井をパネルの箱状に組み上げ建物を作り上げていく工法で、「枠組壁工法」とも呼ばれます。
メリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
☆メリット☆
ツーバイフォー工法は、耐火性、断熱性などの性能が高いことがメリットとして挙げられます。
壁と壁を組み合わせて面で支える構造であるため、気密性が高く断熱効果などが期待でき、冷暖房が効きやすいのも特徴です。
また、箱状に組み上げる工法なので、地震など水平方向の力がかかっても変形しにくくなっています。
そのため、揺れにくく地震に強いと言われています。
ただ、現在の法律基準で建てられた建物は在来工法でも十分な強度があるため、ツーバイフォー工法は必ずしも在来工法よりも地震に強いということではありません。
工法に関わらず、家の強さは耐震等級や気密性能などで表されるので、確認しましょう。
そして、ツーバイフォー工法のパネルである部材は規格化されているので、大工さんによる施工バラつきが少ないこともメリットです。
比較的工期も短いため、入居までなるべく早くしたいという人におすすめです。
☆デメリット☆
規格化されているツーバイフォー工法のデメリットは、間取りの自由がききにくいこと。
狭い土地などに建てるのが難しかったり、大掛かりなリフォームやリノベーション、増築などが難しいケースもあります。
また、気密性の高さが原因で、カビや結露が発生しやすい場合も。
換気をきちんと行う必要があります。
在来工法とは?
在来工法は「軸組工法」とも呼ばれます。
日本古来から伝わる工法で、柱と梁と呼ばれる部材で木材を組み立てていく工法です。
☆メリット☆
規格化されていないので、設計の自由度が高く、間取りもさまざまな選択肢から選ぶことができます。
複雑な土地でもその土地に合わせた設計で建築が可能となります。
窓などの開口部を大きくとることができるのもメリット。
日本は高温多湿ですので、部屋を大きく開け放して湿気対策や換気ができる暮らしやすいお家づくりが可能です。
☆デメリット☆
規格化されていないため、大工さんの技術が必要となります。
大工さんの技量によって、家の出来栄えに差がでてきてしまうこともあるため、施工会社や担当してもらう大工さん選びが重要になります。
比較的最近生まれた工法であるツーバイフォー工法と比べて、在来工法の家は古い住宅も多く、耐震性があまり無いイメージがあるかもしれません。
しかし、現在の法律では耐震性を上げるために部材や部品の規準が定められているので、新しく建てる住宅は在来工法でも地震に強いと言えます。
ツーバイフォー工法と在来工法の違いを知って選ぼう
ツーバイフォーと在来工法は互いにメリット・デメリットがあります。
基本的に、在来工法で建てるメーカーが多い中、輸入住宅を扱っているメーカーの中には「ツーバイフォー」を採用しているところも少なくありません。
工法によって、地震への強さなどの性能に違いがあるということはありません。
家の強さは耐震等級や気密性能で表されているため、そちらも見て判断しましょう。
どちらの工法を選ぶかは自由ですが、お家づくりを検討しているハウスメーカーに工法を聞いてみるとそのメーカーの特徴がわかりやすくなるのでおすすめですよ。
それでもどの工法がいいのか迷っているという方は、「はれ暮らし」を運営しているジョンソンホームズまで、お気軽にご相談くださいね。
ジョンソンホームズでは、さまざまな工法やデザインの住宅ブランドを展開していますので、お困りごとにお力になれることがあるはずです!
- 記事を書いた人
- はれ暮らし編集部 ジョンソンホームズ
すべての人が自分らしい暮らしを楽しめるアイデアをご紹介しています!