ハザードマップとは?わかりやすく解説します!
家づくり
#物件・土地探し#防災
はれ暮らし編集部2020.02.13
家を建てるための土地探しを始めたとき、みなさんは何を基準にするでしょうか?
まずは面積や立地、日当たりなどを検討する方が多いですよね。
それももちろん重要ですが、長く住む家だからこそ災害に強い土地を選ぶことが重要です。
災害が比較的少ない札幌市ですが、最近は地震による液状化現象などの被害も出ています。
せっかく家を建てたのに自然災害ですぐに建て直し、なんて事態に陥るのは避けたいもの。
今回は、地震や豪雨、洪水など想定すべき災害リスクに役立つ「ハザードマップ」についてお話しいたします。
ハザードマップとは何かをわかりやすく
「ハザードマップ」とは、災害の被害が発生する可能性が高いエリアを地図上に表したものです。
この地図を利用することで、検討している土地の災害の被害を予測することができます。
ハザードマップは、国土交通省の他、各自治体ごとにも作成しています。
各自治体でマップを作成していることが多く、札幌市の場合は下記のマップが公表されています。
札幌市の場合は、災害の種類別に下記の4種類のハザードマップが公表されています。
地震防災マップ
地震災害マップとは、地震によって起こる液状化現象や建物全壊率を知ることができるマップです。
平成30年北海道胆振東部地震があったこともあり、このマップは必ず確認したいところです。
洪水ハザードマップ
洪水ハザードマップは、河川の氾濫や水害を予測した地図で、豪雨などの災害時の被害範囲を予測することができます。
土砂災害危険箇所・土砂災害避難地図
土砂災害マップは、土石流や崖崩れなどの土砂災害の危険性を地図に表したものです。
津波ハザードマップ
津波ハザードマップは、浸水想定地域を地図上に示したものです。
札幌市の津波ハザードマップには、地震発生時の行動の仕方なども説明されています。
それぞれのハザードマップは札幌市のホームページからも確認できます。
地域によっては、内水ハザードマップ(川に排出できなくなった水がマンホールから溢れ出すなど)、高潮ハザードマップ、火山ハザードマップ等を公開しているところもあります。
※札幌市では、液状化危険度が地震防災マップに含まれています。
また「防災マップ」という言葉も最近はよく聞くようになりました。
防災マップは、特定の災害被害を予測した地図ではなく、災害が起こった場合の避難経路や避難所に指定されている施設などを示すものを表すことが多いです。
ハザードマップだけでなく、防災マップまで確認できると安心ですね!
※札幌市では「札幌市防災情報マップ」が「札幌市都市計画情報提供サービス」と統合され、「札幌市地図情報サービス」で防災情報もチェックすることができます。
ハザードマップを活用して後悔のない土地選びを!
このようにハザードマップは災害ごとに異なるものが用意されており、一つの地図を指すわけではありません。
一つのハザードマップを確認して満足せず、土地の購入を検討している地域で公開されているハザードマップは全て確認しておくのが安心です。
一緒に防災マップの確認して、リスクに備えましょう。
さまざまな種類の災害を検討することで、長きに渡って安心して暮らす土地を見つけることができます。
将来も家族が安心して安全に暮らせるように、災害の危険性もしっかりと考えた土地探しをおすすめします。
災害対策は家を建てる前から始まっているのです。
■ 札幌市のハザードマップは「札幌市災害危険箇所図(ハザードマップ)」から確認できます。
■ 札幌市以外のマップは「国土交通省ハザードマップポータルサイト」から確認してください。
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- 記事を書いた人
- はれ暮らし編集部 ジョンソンホームズ
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