1987(昭和62年) | 輸入住宅建築販売事業として「㈱ジョンソンホームズ」を設立 |
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1991(平成3年) | STVハウジングプラザ新札幌で、 初めてのモデルハウス「コンフィデンス」がオープン |
1992(平成4年) | 年間完工棟数80棟を突破し、 北海道地区で北米注文住宅施工のトップクラスへ成長 |
1993(平成5年) | 本社を札幌西区八軒へ移転 |
1994(平成6年) | 北海道マイホームセンター南会場にて、モデルハウスをオープン |
1996(平成8年) | 輸入家具インテリアの提供を担う「ジョンソン・リビング」設立 |
1999(平成11年) | ジョンソン・リビングを移転し、 インテリアショップ「フロムワシントン」が新装オープン |
2000(平成12年) | 全国展開ブランド「インターデコハウス」の施工スタート |
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2002(平成14年) | リフォーム事業開始。入居後のアフターサービスもさらに充実 |
2003(平成15年) | デザイナー、ミッシェル・クラン氏とコラボレーションし、 モデルハウス「デコMKリビング」を提案 |
2004(平成16年) | フロムワシントンのオリジナル家具「f・IDH」誕生 |
2005(平成17年) | モデルハウス+輸入インテリアショップ「プチフロムワシントン」誕生 |
2007(平成19年) | 「フロムワシントン」を移転し、ライフスタイルショップ&ショールーム「fW.Scene」として新装オープン ACTUSと提携し、ライフスタイルショップ「inZONE with ACTUS 宮の森店」オープン 新しい住宅ブランド「inZONE DESIGN LABO」の施工スタート |
2009(平成21年) | ライフスタイルショップ「inZONE with ACTUS 札幌駅前店」オープン 新しい住宅ブランド「ナチュリエ」の施工スタート コンパクトハウス「COZY」の施工スタート |
2011(平成23年) | マンションリノベーション事業「M+(エムプラス)」の施工スタート FC事業「COZYパートナーズ」スタート(現 ジョンソンパートナーズ) |
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2013(平成25年) | FC事業ナチュラルリフォーム事業「ナチュリエリフォーム」開始 (現 Jリノベ) エクステリア事業「さっぽろガーデンライフ」開始 COZYショールーム豊平店オープン ライフスタイルショップ「ナチュリエスタジオ」リニューアルオープン 新住宅ブランド「アメカジ工務店」の施工スタート |
2014(平成26年) | COZYショールーム東店オープン 保険事業「ジョンソンのほけん屋さん」スタート |
2015(平成27年) | レストラン事業「inZONE TABLE」オープン 北海道マイホームセンター札幌会場にて、 インターデコハウスのモデルハウス「ECLAT」オープン 船井財団主催グレートカンパニーアワードの大賞を受賞 |
2016(平成28年) | リフォーム&中古住宅事業「COZYの中古住宅専門店」スタート オーナー感謝祭にてハイタッチリレーでギネス記録世界一に |
2017(平成29年) | COZYの中古住宅専門店中央ショールームオープン |
2018(平成30年) | COZYショールーム厚別店オープン 建売事業「COZY不動産」開始(現 SOUHOUSE) 北海道マイホームセンター札幌会場にて、COZYモデルハウスオープン The JOHNSON STOREオープン |
2020(令和2年) | 札幌での新築一戸建て(注文住宅&建売住宅の合計)建築確認戸数NO.1に (北海道住宅通信社調べ) 新しい住宅ブランド「AXYZ HOUSE」の施工スタート 都心エリア初となる「blocco 青山店」オープン ハンバーガーショップ「The JOHNSON BURGER」オープン |
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2021(令和3年) | レストラン「inZONE TABLE」札幌ステラプレイスへ移転オープン |
2023(令和5年) | COZYの中古住宅専門店 西ショールームへ移転オープン 戸建てリノベーション事業「Jリノベ」の施工スタート |
2024(令和6年) | ナチュリエスタジオ南郷店が「The JOHNSON STORE」2号店として リニューアルオープン |
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ジョンソンホームズの誕生
1987
住宅事業への足がかりを作った
輸入建材大学時代にアメリカを放浪し、アメリカの豊かな住環境とライフスタイルに強く影響を受けていた山地章夫は、海外の質の良い建材を日本に導入するというアイデアに大きな可能性を感じていた。
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アメリカの輸入建材と
アメリカ生まれの工法で
本格的なアメリカンハウスを建てる「㈱ジョンソンホームズ」がスタート。
社名はお世話になったリチャード・ジョンソン氏からいただいた。広々とした間取りとセンスの良いアメリカンハウスは高級住宅として人気を博した。 -
バブル崩壊と新たな路線の模索
ジョンソンホームズの設立から3年後の1990年、ハウジング山地はアメリカ住宅を普及させる組織「VALUE」を結成。
加盟店を募り、ジョンソンホームズが手がけるツーバイフォー工法の指導と輸入建材の提供を始めた。モノだけでなく、デザインや販売手法などもセットにして提供するスタイルで、フランチャイズに近い事業展開である。
その経験を踏まえ、1994年には北米型住宅VCシステム「New Englands」を発足。建材の売上も大幅に伸び、高級住宅のジョンソンホームズと並んで「輸入建材のヤマチ」の名も知られるようになった。しかし、1990年代の後半に入ると状況が変わった。バブル崩壊後の不況の中で高級住宅の需要が次第に冷え込み、豪勢な大邸宅もアメリカンなデザインも市場のニーズから外れていった。
このままでは、ジョンソンホームズの家は時代に取り残される。アメリカンハウスに代わる次世代の住宅は何か?
新しいコンセプトの商品開発が急務となった。 -
インターデコハウスから
マルチブランドへ2000
グループの総力を上げて
取り組んだ事業開発バブル崩壊後、住宅需要の落ち込みとアメリカンハウスの衰退に直面し、ジョンソンホームズでは新たな商品開発が急務となった。
徹底したリサーチを行った結果、アメリカンハウスに代わる新たなトレンドとして浮かび上がってきたのはヨーロッパスタイル。ヤマチユナイテッドでは、ジョンソンホームズだけでなく輸入建材部門、建材商社、住宅パネルメーカー工場、インテリア部門、インテリアショップなどグループの総力を上げて商品開発に取り組んだ。
ハウジング山地の建材部では海外のネットワークを駆使してアメリカやヨーロッパをはじめ世界の建材メーカーとの交渉を進め、輸入ルートを確立。
設計士やインテリアコーディネーターは独自のデザインを研究し、新しいプランを考案した。こうして誕生したのがヨーロッパデザインの輸入住宅「インターデコハウス」だ。
ヨーロッパの洗練されたデザインはもとより、仕様、性能、価格、販売システムまで各要素のバランスが取れたローコスト輸入住宅の自信作である。 -
在来工法の導入で
マルチブランド化へインターデコハウスが軌道に乗り始めた頃、ヤマチユナイテッドと関連のある建築会社が経営危機に陥った。
山地章夫が経営を引き継ぐことになった。社員のほとんどが退職し、残ったのは5人。その会社は在来工法の住宅建築を手がける会社で、経験豊富なスタッフが揃っていたため、その会社をジョンソンホームズと合併させた。
設立当初からツーバイフォー住宅一本だったジョンソンホームズに在来工法のノウハウが流れ込み、人材と技術の交流が新しい文化を生み出したのが、
ジョンソンホームズのマルチブランド化の始まりである。最初のきっかけは2007年にオープンしたライフスタイルショップ「inZONE with ACTUS 宮の森店」とのコラボレーションから生まれた住宅ブランド「inZONE DESIGN LABO」。
その後、アメリカンテイストの「アメカジ工務店」、自然派でアンティーク家具の似合う「ナチュリエ」、コンパクトハウスの「COZY」など、ターゲットを絞り込んだ多彩なブランドが次々と登場した。中でもCOZYはユーザーの暮らし方に寄り添った価格・間取り・デザインのコンセプトが市場ニーズにマッチし大ヒットとなり、ジョンソンホームズの新築棟数を一気に引き上げた。
ツーバイフォー工法のインターデコハウスと、在来工法による多彩なブランド展開で、ジョンソンホームズは着実に棟数を伸ばし、2016年には住宅FC部門も、インターデコハウスFCに加え、COZY、ナチュリエ、アメカジ工務店、ハグハウスの住宅ブランドFCを統合し、住宅FC本部「ジョンソンパートナーズ」へと進化した。
翌2017年にはジョンソンホームズ単体で年間300棟を突破。全国にその名を知られる住宅メーカーとなった。
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リフォーム事業から
建売分譲住宅への事業展開2002
「ジョンソンらしさ」のある
リフォーム事業住宅メーカーというものは、ビジネスの性格上、お客様と永いお付き合いになり、入居後のアフターサービスも充実したものでなければならない。そのような思いもあってジョンソンホームズでは、2002年からリフォーム事業を開始した。
「ジョンソンプラス」という屋号でスタートしたものの、事業立ち上げ後は悩みが続いた。営業、見積り、設計積算、工事管理も新築工事と違ってリフォーム工事は勝手が違う。
大手リフォーム工事店のネットワークに加入したり、ノウハウを得るためにコンサルを導入し、ファストリフォームのビジネスモデルに再構築したりと形を変え、苦労しながらもリフォーム事業へのチャレンジを続けてきた。
2007年にライフスタイルショップ「inZONE with ACTUS 宮の森店」のオープンを契機に、注文住宅ブランド「inZONE DESIGN LABO」を生み出したが、それと同時に「マンションリノベーションM+(エムプラス)」をスタート。
お客様が購入した中古マンションをフルリノべーションしてお引き渡しするという形だ。中古マンションの古い間取り3LDKを1LDKにして素敵な空間に変えてしまう。
今では札幌でトップクラスのマンションリノベーションブランドとなっている。中古不動産を扱うようになると中古住宅をリノベーションやリフォームをして住まいを取得するという形も見えてきた。
注文住宅で受注棟数が激増していた「COZY」のブランドから2013年、住宅リフォーム「COZYの中古住宅専門店」をスタートさせ、専門のショールームを開設した。同時に自然派、ナチュラル建材を使用した「ナチュリエリフォーム(現在のJ-リノベ)」、エクステリアガーデニングを提案する「Sapporoガーデンライフ」も事業開始し、入居後の暮らしのサポート、いわゆるリフォームやメンテナンス、修繕、アフターサービスにおいてもトータルで対応、提案ができる体制となっている。
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建売分譲事業への展開
マルチブランド化で建築棟数を伸ばしていく一方、札幌市内近郊の不動産流通の事情は次第に変わりつつあった。住宅建築用地の流通量の減少である。
新築注文住宅を販売する際、建築する場所は、土地市場に流通している物件の中から、お客様の要望に叶う土地を提案して決めていただくというのが一般的。
しかしながらその土地の流通量がどんどん減ってきたということで、なかなか住みたい場所で建築用地を見つけることができない。加えて建築費用も労務費や原材料費などの高騰で、新築戸建住宅取得のハードルが徐々に上がってきたのである。
そこでジョンソンホームズでは、建売分譲住宅の事業を始める。
「SOU HOUSE」のスタートである。
建築用地はあらかじめ自社で購入し、コストバランスの良い建物をセットして分譲住宅として販売する。間取りプランや内外装のデザイン、設備の仕様など、注文住宅ほどの自由度はないものの、プロが厳選した仕様と間取りで、注文住宅に比べて比較的安価で購人することができる。建築用地についても不動産仕入れの専門部署を設置して厳選した優良な土地を用意、ジョンソンホームズの提供する建売分譲住宅ということで、信頼感、安心感も高い。
2018年に販売スタートした「SOU HOUSE」は瞬く間に市場に受け入れられ、2022年度においては引渡棟数106棟、札幌市内の建売確認申請戸数ランキングでは2位となった。すでにヤマチユナイテッドの事業の大きな柱の一つとなっている。
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インゾーネから広がる
総合ライフスタイル事業2007
偶然の出会いをチャンスに変える
札幌市西区二十四軒。北海道道124号(宮の沢北一条線)沿いに、「inZONE with ACTUS 宮の森店」がある。
ACTUSは東京・新宿に本社を置く家具・インテリア全般の輸入販売を手がける企業で、全国各地にショップを展開。ヨーロッパを中心としたデザイン性の高い家具や小物などは、インテリア好きの中でも人気が高い。
「inZONE with ACTUS 宮の森店」は、ジョンソンホームズがACTUSと提携して出店した第1号店だ。2007年、ある偶然の出会いがジョンソンホームズの運命を大きく動かす。
福島県にあるリフォーム業者のショールームを訪れた際、その隣にACTUSの商品を扱うインテリアショップがあった。
興味を引かれ店内に人り、オーナーからいろいろ話を聞いているうちに、ACTUSが北海道への出店を企画しているという情報を得る。チャンスと捉えた山地章夫はすぐさまACTUS本社へコンタクトを取り提携の話をまとめた。 -
家具からデザインする家
インテリアショップは利益を上げるのが難しい業態で、ACTUSとの提携においてもその点が最大の懸案事項だった。だが、デメリットをメリットに変えるヒントは「住宅」にあった。家具の購入と住宅新築の需要には関連性があるのだ。
特にACTUSのユーザーは家具やインテリアにこだわりを持つ人が多く、「この家具に似合う家を建てたい」という思いを抱いている。そこに大きなビジネスチャンスが見えた。
そして、2007 年、ジョンソンホームズの新しい住宅ブランド「inZONE DESIGN LABO」が誕生した。キャッチフレーズは「インテリアから発想する住宅」。
お気に入りの家具を引き立たせ、家族の理想の暮らしを叶える家づくりがコンセプトだ。2008年には、インゾーネとジョンソンホームズをペースに、マンションリノベーションのノウハウを取り人れた「M+(エムプラス)」がスタート。
2009年には、日本生命ビル1階に2号店、「inZONE with ACTUS 札幌駅前店」がオープンした。そのほかにも住宅ブランドナチュリエと連動したインテリアショップ「ナチュリエスタジオ」をオープンさせ、暮らしやライフスタイルに関連するサービスを次々と開発していった。
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オーダーソファ「blocco」の展開
2014年5月、沼田椅子製作所(本社:石狩市)がヤマチユナイテッドグループに参画した。沼田椅子製作所は1953年創業の老舗家具メーカーで、1975年には全日本優良家具展において内閣総理大臣賞を受賞した家具製造の分野では定評のある職人気質の企業。
2006年よりオーダーソファのブランド「blocco」を展開している。
フルオーダーのソファとは、ソファの幅、高さ、奥行き、座面の高さ、座面の硬さ、使用する生地や素材などをユーザーの好みに合わせて設計し、それを熟練の職人が丁寧に製作していくもの。自社工場を持っているからこそ対応ができる。デザイン性も高く、2018年にはグッドデザイン賞を受賞。
「blocco」は店舗数を増やし、札幌2店、東京青山などで展開。家具部門が飛躍するきっかけとなった。2022年には、住宅事業やインテリア事業との相乗効果を活かすためジョンソンホームズと経営統合し、新作の開発やジョンソンホームズオリジナルブランドのソファ販売、フランチャイズの仕組みを開発するなど、北海道発の技術とブランドを全国に広げるべく更なる発展を目指している。
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飲食業界への展開
インゾーネから広がった事業の一つに飲食事業がある。2015年には、インゾーネの家具やインテリアを揃えたカフェレストラン「inZONE TABLE」をオープンさせた。
インゾーネの提案するインテリアの世界観を表現した飲食店を作りたいという声はもともとあがっていたが、何よりジョンソンホームズオーナーの皆様、お客様に来ていただきたい。居心地の良い空間で家族や友人たちと食事やお茶の時間を楽しんでいただきたい。そんな思いで始まった事業である。
当初1号店は円山地区でオープン。おしゃれで美味しい隠れ家的なカフェレストランとしてジョンソンオーナー様をはじめ、周辺や地域の方々からも評判のお店となった。
2021年にはJR札幌駅直結の駅ビル「ステラプレイス」の6階フードコートフロアに移転し、多くのお客様により広く知られ、利用いただけるお店となっている。
ほかにも、同じ駅ビル「ステラプレイス」の3階にバーガーショップ「The JOHNSON BURGER」を出店。
道産和牛の肉を使用した本格的なハンバーガーショップとして人気である。インテリアショップ「インゾーネ」のサテライト雑貨ショップも併設しており、ジョンソンホームズならではの出店形態だ。「ザ・ジョンソンストア」の開業時にスタートした、カフェ「ジョンソンズ・ティー・ラウンジ」もスタートさせ業態も増えている。
今後もライフスタイルを提供するジョンソンホームズらしい飲食事業を展開していく。
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「住宅からインテリア、
そして暮らしのすべてを」2018
ジョンソンホームズを表現する
「ザ・ジョンソンストア」2018年、ヤマチユナイテッド60周年を期に、札幌市中央区南1条西6丁目にジョンソンホームズのブランドが集結した「ザ・ジョンソンストア」がオープンし、「inZONE with ACTUS 大通店」も札幌駅前店から移転させた。
ほかにも、ナチュリエスタジオのセレクトショップ「ナチュリエスタジオ・サプライ」、日本茶カフェ「ジョンソンズ・ティー・ラウンジ」を同時オープンさせ、ワークショップルーム、キュレーションブースなども設置。
札幌市の中心部に大規模な拠点を設けると同時に、暮らしの発信、南1条エリアの活性化にも貢献したいと考えている。
ワークショップルームでは、オーナー様向けライフスタイル倶楽部のイベントやカルチャー教室などを頻繁に実施している。自社利用だけではなく、社外ワークショップ利用などにレンタルも可能だ。
キュレーションスペースでは、期間限定の催事を多数企画実施しており、
アーティストの個展や、個人作家さんの作品販売など、ギャラリー、ポップアップショップ、ローカルカルチャーの発信、プレゼンテーションなど、ジョンソンストアでセレクトしたものを発信する情報発信基地となっている。また、カフェ「ジョンソンズ・ティー・ラウンジ」では居心地の良い空間を提供し、連日たくさんの人が訪れる。
2024年には「ザ・ジョンソンストア」2号店として南郷通りの「ナチュリエスタジオ」をリニューアル。
ザ・ジョンソンストアは、まさにジョンソンホームズのフラッグシップショップ(旗艦店)であり、ジョンソンホームズを表現する場所としてあり続ける。