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家づくりを始める前に

住宅購入時の資金計画で押さえておくべき5つのこと

こんにちは!ジョンソンホームズの白崎です。

賃貸が手狭に感じたり、お子さんが活発に遊ぶようになってきたりすると「そろそろ家を買おうかな」という気持ちになりますよね。

住宅購入を考えるとき、一番の心配はやっぱりお金のこと。
「資金計画が大切です」とはよく聞きますが、金額が大きいだけに何から始めたら良いかと戸惑う方も多いでしょう。

ポイントを押さえつつ順序立てて考えていけば、そんなに難しいことはありませんよ!

白崎 貴子
白崎 貴子

この方にお話を聞きました

北野 浩平

北野 浩平さん

ジョンソンホームズ 新築住宅事業「COZY」マネージャー

新築住宅事業「COZY(コーズィ)」の責任者。住宅営業のキャリアを通じて、これまでに多くの住宅を手がけた実績を持つ。その後、フランチャイズ事業のリーダーとして、マーケティング戦略や組織作り、人材育成などのトータルサポートを実践。幅広い知識と明るい人柄で、多くの顧客から信頼を寄せられている。
自身も二世帯住宅を建てた経験を基に、資金計画の重要ポイントや最新のトレンドをわかりやすく解説。

この記事でわかること

 

みなさんがお家を買うことを決めた理由は何でしょうか?

住環境を良くしたい、新しい家でもっと楽しく過ごしたいと、住んだ後のより良い暮らしを望んでお家づくりに着手された方が大半だと思います。

 

だからこそローンを無理なく返済するための資金計画はとても大事。

お金を借りることに全力投球しすぎてしまうと、大事にしている趣味を諦めたり、子どもたちの教育費に回すお金が足りなくなったり…より良い暮らしのために買ったものが、かえって暮らしの質を下げるようなら本末転倒ですよね。

 

まずは、お家を買う時・買った後にかかる一般的な費用をこの記事で学んで、ざっくりと把握しておきましょう!

 

【基本】住宅購入の資金計画の立て方

 

まずは資金計画の立て方について順を追って説明します。

  1. 大まかな予算を見積もる
  2. 支払い方法を決める
  3. 資金の調達方法を検討する

1.大まかな予算を見積もる

住宅や土地の値段の相場を調べてざっくりと予算を見積もります。

住宅の相場の調べ方

住宅の価格はハウスメーカーによって異なりますし、同じハウスメーカーの家でも部屋数、デザイン、仕様などにより幅があります。

気になるハウスメーカーのホームページなどから資料請求したり、モデルハウスの見学会へ足を運んでスタッフに予算感を聞いてきたりすると良いと思います。

 

建物の価格に加えて、住宅取得の際の登記費用などいわゆる「諸費用」といわれるものに150万円から200万円くらいかかることも念頭に置いてください。

 

 

土地の相場の調べ方

土地価格の相場は地価を一覧できるウェブサイトや不動産関連の情報サイトで確認を。

住みたいエリアを指定して絞り込める機能が付いているものも多いです。

 

土地によっては仲介手数料がかかりますし、地盤補強の必要がある土地だと杭打ちのための金額もプラスして考えます。

エリアによってばらつきはありますが、札幌の場合、土地代と別に100万円から150万円ほどみておきましょう。

2.支払い方法を決める

現金払いか住宅ローンかという選択になりますが、ほとんどの方は、現金払いと併用するケースも含めて住宅ローンを利用することになると思います。

3.資金の調達方法を検討する

住宅ローンを利用する場合、

・自分たちが望む金額を借りられるかどうか

・借りた額をきちんと返済できるか

という2つの観点から資金の調達方法を検討します。

 

住宅ローンの審査基準は非公開ですが、借りられるか、そして払えるかという観点では世帯年収がもっとも重要。

当社ジョンソンホームズのお客様に関しては、夫婦共働きの世帯が多く、世帯年収で600万円から800万円くらいが平均的なところです。

 

ご主人300万円、奥様300万円とか、ご主人500万円、奥様100万円とか割合はそれぞれに違いますが、一般的にはだいたい世帯年収の7倍から9倍が借入可能な額と考えられています。

世帯年収600万円なら4,200万円から5,400万円くらいですね。

 

ただ、年収以外にも現在の仕事の勤続年数や健康状態、既存のローンなどが考慮されますから、必ずしも望み通りの額が借りられるとは限りません。

 

そして、借りた額を返済できるかどうか。

これについては、月々の返済額に直してみると現実的に考えられると思いますので、次の章でご紹介します。

 

 

実際にかかるお金はいくら?押さえておくべきポイントは5つ

資金計画を立てるときには、かかる費用をなるべく余すところなく把握しておきたいものです。

そのときになって慌てないで済むように、以下の5つのポイントを押さえてください。

1.月々の返済額のイメージをつかんでおく

住宅ローンの月々の返済額には利率が影響してくるので「結局のところ総額はいくら?」と難しく思うかもしれません。

例えば北海道で家を建てる人が北洋さんや道銀さんのような地方銀行で住宅ローンを組むとした場合でシミュレーションしてみましょう。

 

2024年3月現在、みなさんがよく使うローンの金利設定で試算すると、ざっくりですが借入額100万円あたり2,400円くらいの月々返済額というふうに見当がつきます。

だから5,000万円借りたとすると、5,000万円 ÷ 100万円 × 2,400円 で12万円。

およその月々返済額は12万円ということになります。

 

前提条件でいうと40年ローンで金利0.7%という設定です。

 

ここで「12万円はちょっときつい」と思うのであれば建物や土地にかける予算を再検討しなければなりません。

逆にまだ余裕があると感じるのならちょっと良い家具をそろえられるかな、という考え方もできますね。

 

2.住み始めてから必要になるお金を把握しておく

月々の返済額に加えて、毎年かかる「固定資産税」や

数年後に必要な「火災保険の更新費用」「将来のメンテナンス費用」も押さえておきましょう。

 

固定資産税は土地や家の評価額によって変動しますが、毎年必ず数万円を支払わなければなりません。

税金については下の項目でもう少し詳しく解説します。

 

ボイラーなどの設備に関しては10年から15年後、外壁や屋根などは10年から30年後にメンテナンス費用がかかってきます。

一度にかかる額が100万円単位になる場合もあるので、月々数千円ずつ積み立てて将来のメンテナンスに備えておくことも大切です。

 

更に、ローンを組む際にに必須な「火災保険」の更新費用が5年間隔で(契約内容による)かかってくるのも頭の片隅にいれて置きましょう。

3.外構は新築時に施工してしまう方がのちのち安心

北海道の傾向として、新築時に外構にあまりお金をかけないように思います。

 

でも実際のところ、冬になると駐車スペースの砂利の上をスノーダンプで除雪するのがすごくやりづらくてドカ雪のたびに嫌になるからと、住み始めてから5年以内にアスファルトを敷く方が、非常に多いんですよ。是非、戸建てに住む周囲の方に、経験談を聞いてみて下さい。

 

アスファルトの施工は車2台分くらいのスペースで50万円から70万円ほど。

また、除雪の手間を減らすためにカーポートを取り付けるなら2台分で60万円から100万円などというように、そこそこ大きな金額になります。

 

結局、後からお金をかけることになるのなら、新築時に外構の工事費も住宅ローンに含めてしまった方が、その後の返済計画も立てやすくなるはずです。

雪捨て場へのルートも含めて、建物の配置を決めるときに計画しておけば、あとから「こうすればよかった!」も減らせて安心です。

4.頭金や契約金について確認しておく

頭金について、最近は住宅購入に多額の頭金を必要としないケースがほとんどで、家以外にかかるコストに対して余力があれば入れても良いという感覚です。

 

ただ、ハウスメーカーによっては建物契約時の契約金として事前にお金を用意しなければならない場合もあるので注意が必要。

10万円、100万円といった決まった額であったり、建物価格の1割であったり、金額は会社によってバラバラです。

 

また、土地に関しても契約金として、通常は土地価格の1割を支払う慣習になっています。

1,000万円の土地なら100万円ということになります。

ただし、頭金をほとんど入れずに建物や土地を購入できるケースも多いので、気になるハウスメーカーに相談することをお勧めします。

5.ローンの返済を不安がるより手持ちの現金を使いすぎるほうが危険

住宅ローンで借りるお金はとても大きな額ではありますが、きちんと無理なく毎月払っていけるように返済計画を立てれば、何も心配することはありません。

主債務者に万一のことがあったときには、残りの額の返済が免除される団体信用生命保険もついています。

 

それよりも、頭金や何かで現金を使う部分で無理をしすぎて、借入額は下げたけれど手元のお金が全然なくなってしまうほうが危険。

例えば事故で車が廃車になってしまったとか、病気で治療費が必要だとか、思わぬ出費が発生したときに現金がないというのが一番怖いと思います。

また、新居への引越しの費用や、新居に合わせて家具家電を買い替えることも考慮しましょう。

 

一般的には「生活防衛費」といわれるように、毎月の生活費の6カ月分くらいは手元に残しておくのがおすすめです。

 

お金の話はいろいろと難しいことが多い上、周りの人に気軽に相談できるものでもないので、自分たちだけで調べたり情報を集めたりするのはけっこう大変だと思います。

ご家庭ごとに経済事情も異なりますから、「うちの場合はどうなんだろう」という個別のケースはなかなかインターネット上の情報だけではフォローしきれません。

ですから、不安や疑問をお持ちであれば、ぜひ僕たち住宅のプロに直接ご相談にいらしてくださいね。

 

 

 

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住宅購入の資金計画と一緒に税金と控除についても知っておこう

住宅を購入すると、賃貸にいたときには必要のなかった税金を支払うことになります。

それが「固定資産税」と「不動産取得税」です。聞いたことはあるけど、詳しくは知らない方も多いはず。

 

先述した通り、税額は家と土地の評価額によって変動しますが、新築の場合は3年間の減額措置があるため4年目が一番高く、その後、住宅の評価額は築年数を重ねるごとに下がっていきます。

土地に関しては、近くに商業施設ができるなど利便性が高くなると評価額が上がりますのでその分固定資産税の額も高くなる可能性があります。

 

固定資産税は「課税標準額(土地・家屋の評価額) × 1.4%(標準税率)」で算出されますが、市町村から送られてくる納付書に金額が書かれていますから自分で計算しなくても大丈夫。

おおざっぱに言えば札幌に新築を建てると1年目で7~8万円くらいかなという感覚ですが、家と土地の評価額次第ですから、新築工事を依頼するハウスメーカーに目安を確認しておくと間違いないでしょう。

 

また、1年目のみ掛かる「不動産取得税」があります。

建物と土地それぞれにかかってきますので2回に渡って請求がきます。

 

出ていくお金もあれば戻ってくるお金もあり、住宅取得に際しては「住宅ローン控除」という制度が適用されます。

新築であれば最大13年間にわたって、毎年末時点での返済額の0.7%が所得税や住民税から引かれ、還付されます。

 

家を建てた翌年に一度だけ確定申告を行えば、その後は毎年自動的に還付金が口座へ振り込まれます。

 

例えば、ある年の12月末時点、住宅ローン返済額の残りが4,000万円であれば、4,000万円×0.7%で最大28万円が翌年の春頃に還付されるという具合。

これを固定資産税やメンテナンス費用として使うべく、除けておくのも良いと思います。

 

ただ、こういった制度の内容は都度変わっていきますし、制度自体が廃止になる可能性もゼロではありません。

ご自身が家を建てるときにどんな条件でいつまで使えるかということを把握して、タイミングが合う場合は使うというように考えておくのが無難です。

 

情報収集はインターネットでもできますし、現場にいるプロとして、ハウスメーカーのスタッフに聞くと最新の情報を得られると思います。

【まとめ】住んでからの楽しみがより増すように無理のない資金計画を

住宅購入のための資金計画は以下のような流れで立てていきましょう。

 

  1. 大まかな予算を見積もる
  2. 支払い方法を決める
  3. 資金の調達方法を検討する

 

いよいよ具体的に資金計画を立てるときには、以下の5つのポイントを押さえてください。

 

  1. 月々の返済額のイメージをつかんでおく
  2. 住み始めてから必要になるお金を把握しておく
  3. 外構は新築時に施工してしまう方がのちのち安心
  4. 頭金や契約金について確認しておく
  5. ローンの返済を不安がるより手持ちの現金を使いすぎるほうが危険

 

住宅を購入すると「固定資産税」を支払わなければなりませんが、住宅ローン控除を利用すれば還付金を充てることも可能です。

ですが、こういった制度の内容は都度変わっていきますから、ご自身が家を建てるときにどんな条件でいつまで使えるかということを把握して、タイミングが合う場合は使うというように考えておきましょう。

 

 

お家づくりの第一歩として、実際のお家を見てみる方が一番多いかなと思いますし、僕もおすすめです!

ジョンソンホームズでは、札幌近郊10ヶ所以上でモデルハウスや完成見学会を行なっています。是非お好みのお家があるかWEBサイトをチェックしてみて下さい!

会場にいるスタッフに、資金計画について気軽に質問してみてくださいね。お待ちしております!

この記事を書いた人

白崎 貴子

白崎 貴子

ジョンソンホームズ マーケティング室

衣食住を自分好みにアレンジするのが好きです。
特にお家で好きなラジオをかけながらゆっくりご飯を作ったり、お花や緑が目線に入ったりすると心が落ち着きます。